長らくご無沙汰しておりました.早いもので第2回京都HC塾の日が近づいてまいりました.今度の会場は京都のカフェです.テーマはワークライフバランスです.11月12日(日),京都でお会いしましょう‼
第2回京都HC塾のご案内
このたび第2回の京都HC塾を開くことになりました。テーマは「ワークライフバランス」です。ぜひぜひ皆様とお会いしたく存じます。
【日時】 2017年11月12日(日)14時~18時
14時~15時半 講演(講演内容は下記)
15時半~16時半 質疑応答
16時半~18時 交流会【会場】 アンテナカフェ&スペース 御所西 http://www.antennacafe.com/
〒602-0877 京都市上京区新町通丸太町上る春帯町349-1
地下鉄 丸太町駅 徒歩4分 ※2番出口からが便利。丸太町通を西へ宮本むなしさん
の角を右に曲がって少し行くと、右手に見えてきます。
市バス 府庁前 徒歩1分 系統 10、93、202、204
駐輪場完備。有料の自動車駐車場も徒歩すぐ近くにあります。【会費】 恐れいりますが、1000円(一般)、500円(学生)
【講演】 「社会にあって生きる、個人として生きる
-ワークライフバランスについて考えるー」原島博(東京大学名誉教授、特任教授)
私たちは一人の人間であると同時に、社会人としても生きています。今回はその「ワークライフバランス」をどうとっていくかについて考えます。ワークライフバランスは男女共同参画の文脈で語られることが多いのですが、これは女性問題であると同時に男性問題であると考えています。
これから社会に出ようとしている若い方々、現在まさに社会の一線で活躍している方々、さらには半分引退してこれまでの生き方を反省している方々にいらしていただければ嬉しく思います。
【申込】 お知り合いの方をぜひお誘いください。当日参加も可能ですが、予め参加申し込 みをいただければ、大体の人数がつかめて大変助かります。
申込先 hirohrsm@sepia.ocn.ne.jp (原島)※主催 京都HC塾実行委員会
木村朝子(立命館大),金益見(神戸学院大),後安美紀(urizen),
棟方渚(京産大), 原島博
号外: お知らせがそれぞれひとつずつあります.
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「長崎 幻の響写真館 井手傳次郎と八人兄妹物語」写真展
もう始まってしまいましたが,写真にご興味のある方はぜひ.6月6日〜6月19日
詳しくは,http://www.keibunsha-store.com/gallery/5659 をご覧ください.
我が家は11日のトークにあわせて,見に行きます.
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もう一つは,6月24日(土)に開かれる会合のお知らせです.
人生の要所要所でひとかたならぬお世話になってきた原島博先生が,京都でも私塾を開いてくださることになりました.詳細につきましては,原島先生のお書きになったML宛ての文章を以下に転載しますので,お目通しいただけたらさいわいです.よろしければ,24日,お会いしましょう.
「第1回京都HC塾のご案内」
原島です。
2011年の大震災の直後から勝手に開いているHC塾ですが、東京以外
のお世話になっている方々にご出席いただくことが難しく、ずっと気に
なっていました。
このたびようやく京都HC塾実行委員会のみなさまの温かい応援に支え
られて、念願の京都での開催にこぎつけましたのでご案内申し上げます。
これからできれば2~3カ月(もしかしたら4カ月)の間隔で開ければと
思っております。(今回は顔をテーマに話しますので、日本顔学会の共催
になっています)
※東京で開催の定例のHC塾は、6月は10日と14日です。
http://harashima-lab.jp/hc2017-06/
第1回京都HC塾(京都HC塾実行委員会主催、日本顔学会共催)
【日時】2017年6月24日(土)15時~18時
【会場】〒600-8533 京都市下京区中堂寺命婦町1-10
京都産業大学むすびわざ館
https://www.kyoto-su.ac.jp/facilities/musubiwaza/access.html
【会費】恐れいりますが、1000円(一般)、500円(学生)
【講演】「いい顔、いい心、いいコミュニケーション」
原島博(東京大学名誉教授、日本顔学会前会長)
ご存知の方がどのくらいおられるかはわかりませんが、原島の専門は
もともとは(いまでも)コミュニケーション技術です。それがなぜか
30年以上前に顔にも関心を持つようになって、顔学という新しい学
術分野の創設にもかかわってきました。
ここでは、なぜ顔なのか、顔学は何を目指すのか、個人的な想いをお
話ししようと思っています。
【申込】お知り合いの方をぜひお誘いください。実は京都HC塾にどの
くらいお集まりいただけるか、まったく見当がついていません。当日参加
も可能ですが、予め参加申し込みをいただければ、大変助かります。
申込先 hirohrsm@sepia.ocn.ne.jp (原島)
※京都HC塾実行委員会(敬称略)
木村朝子(立命館大),金益見(神戸学院大),後安美紀(urizen),
棟方渚(京産大), 原島博
・ごはん
・お揚げとわかめの味噌汁
・肉じゃが
・五目煮
・レタスとキウイとコーンのサラダ
夫が作ってくれた.ありがとう.ご飯が待っていると思うと,家に帰るのが楽しみだ.
本当にひさびさの更新だ.失踪もとい疾走した5月だった.自分のなかで別れの決断もあった.今はもう感謝しかない.新しい出会いの芽生えでもあるからだ.井上陽水の「5月の別れ」という歌が心に沁みる.
星の降る暗がりでレタスの芽がめばえて
眠りから醒めながら夢をひとつだけ
あなたに叶えてくれる
ありがとう.ありがとう.さようなら.
2017.6.5
・トマトの冷製スパゲティ
・鶏むね肉のスカロッピーネ
夫が作ってくれた.今晩も私のほうが帰りが遅くなった.ごはんができているのは本当にありがたい.生で食べるのはどうかというくらい,完全に真っ赤に熟したトマトを使ったスパゲティソースはとてもおいしかった.水煮缶ではとても味わえないトマト自体の味の濃さ.トマトの季節が近づいている.
ただいま庭に出ると晴れようが曇ろうが雨が降ろうがとても賑やかな緑のハーモニーが味わえる.花も負けじと自己主張.土手は白モッコウバラが満開.レモンの木にはいつになくたくさんの蕾がついた.今年は豊作かも.
2017.5.10
・たけのことベーコンハムのスパゲティ
・レタスとキュウリのサラダ
・ふかしかぼちゃ少々
・昨日の残りのラタトュイユ少々
今日でたけのこを全部消費した.獰猛な動物の赤ちゃんみたいなごっつい皮に包まれていたくせに,食べるとなるとあっという間だった.
ゆういちろうにスパゲティのソースはクリーム系がいいか,オイル系がいいかと聞いたら断然オイル系だと主張するので,冷蔵庫の中にあるベーコンとハムを寄せ集め,たっぷりのたけのこと一緒にオリーブ油で炒めて,いつもより少しきつめに塩コショウという,とてもシンプルな調理法でスパゲティを作った.
ちょうど私も,できたらたけのこを素揚げにして,塩で食べたいと思っていたので,オイル系スパゲティは求めていた味の範疇に入り,とても満足した.たけのこよ,どうもありがとう,また来年も会いましょう!
2017.5.9
・鶏ひき肉カレー
・ラタトュイユ
私のほうが帰りが遅くなった.夫が作ってくれていた.ありがとう.うちにかえってごはんができているのはとてもうれしい!
ここのところ締め切り間近に控えた原稿があって,大いに焦っていたが,締め切り日自体を勘違いしていたうえに,直近のほうは原稿の長さも短いものだったので,ほっと一安心.いやあ,もう間に合いそうもないと焦りまくっていた気持ちから解放されて気分よし.でもこれで油断せずに,落ち着いた状態で的確に文章にまとめようと思う.
2017.5.8
・たけのこご飯
・若竹汁
・たけのこのあっさり含め煮
・鶏の酢照り焼き(少々)
・トマトとレタスとキュウリのサラダ
たけのこが主役の献立の場合,お肉は少な目でも全く問題なし.
水煮パックのたけのこを使うときは,例えば青椒肉絲など肉と一緒に濃いめの味付けをすることが多いが,旬のたけのことなると話は別.グラタン以外の食べ方としては,あっさり淡白な味付けを断然好む.酒と醤油で煮含めたり,塩で味付けしただし汁に浸したり,等々.それだけで,というよりは,そのほうがしみじみとおいしい気分全開になる.
個人的には,肉と一緒に甘辛く炊く調理法は,この時期に限っていえばご法度である.要は木の芽を添えたら,味がぐっと引き立つタイプの味付けで旬のたけのこを食べたいのだ.
奥村まことさんには本当に感謝している.料理に使うべしと,裏庭の隅に山椒を植えてくれたのだ.今晩はここぞとばかりに活用した.私は葉っぱをたたいて乗せたり,包丁で刻んだりするより,指で細かくちぎって料理に混ぜるのが好き.ちぎった瞬間の香りが立つ感じがたまらない.
山椒と竹は芽吹きのタイミングが毎年必ず同じになるということは,何らかの形式でしっかりとした遠隔ネットワークがきっと両者のあいだにできているということでしょう? 自然環境は,うまくできているなあ.
2017.5.7
・パエリア
・いのししスペアリブのお酢煮込み
・たけのこのグラタン
・新玉ねぎとベビーリーフのサラダ
昨日は庭でバーベキューをした.牛肉のほかに,Nさんに以前いただいたいのしし肉を炭火で焼いて,モーリョ・ソースをたっぷりかけていただいた.おいしかった==.お肉だけで気づけばお腹がいっぱいになった.久々に我を忘れてしまったようだ.
いのしし肉は背ロースとスペアリブがあって,スペアリブのほうは,できることならかぶりつきたい,でも,中まで火がちゃんと通っているかどうか少々心もとなかったので,こちらは翌日へ持ち越し.今晩,新玉ねぎと炒め合わせ,バルサミコ酢とリンゴ酢とすだち果汁でぐつぐつ煮込んで,別料理に仕立てた.昨日炭火で焼いた分,余分な脂は落ち,よい風味もついていて,いつもの豚とはまたちがったおいしさ.料理は奥深い.
昨日は実家から大きなタケノコ2本と,畑で採れた新玉ねぎが届いた.タケノコはさっそく茹でて,穂先の部分にただ塩をかけてかぶりついたり,炭火で焼いてみたりと,シンプルな調理法でいただいた.
そして今晩はグラタンに.タケノコをクリームソーススパゲティにして食べるのが好きだから,グラタンにしてもよく合うのだ.
パエリアは,本当は昨日作るつもりだったが,今晩に変更.こちらは夫がすべてを担当.味が安定してきた.また作ってほしい.
昨日と今日と,キャンプにいけなかった代わりに,うちにいながらにして,非日常の献立にした.今晩はゆういちろうと私とのあいだで,ベッドを交換して眠る予定.日常を異化できるかなあ.
2017.5.6
・焼き肉
・韓国風冷麺
花粉症の症状も消え,蚊もまだいない気持ちのいい季節に,せっかくなのでうちの外でごはんを食べようかと思ったが,今日は風がおもいのほか強く吹いていたので断念.窓を開けて焼き肉にした.
ただいま庭はカラタネオガタマの甘い香りに包まれている.足元に咲くミヤコワスレの佇まいに気づけば引き込まれている.
一昨日の夜は,夫がワカサギの南蛮漬けを作ってくれた.今が旬のアスパラガス,炒めたり,焼いたり,茹でたりと,いろんな食べ方をして楽しんでいる.
2泊3日の沖縄修学旅行から帰ってきたゆういちろうは,自分用の土産に買ったジンベイザメのぬいぐるみを使って,様々な象徴的訴えをする.写真はある日の朝,お父さんには普段なかなか思ったことを言えないからと,起きたての父親の枕に細工をした際のもの.
2017.5.4
・海鮮漬け丼
・豆腐と三つ葉のすまし汁
・ひじきと豆の煮もの
・もずく
海のものをたっぷり食べたかった.ただしそれにたっぷりめの刻み香味野菜を添えて,磯風味を中和する感じを,私の体は求めた.すまし汁には店では普通考えられないくらいにたくさんの三つ葉を入れ,漬け丼には貝割れと青じそをこんもりと盛った.
先週の日曜日,豊田市美術館に,岡﨑乾二郎の認識 — 抽象の力——現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜」展を見に行った.岡﨑さんのギャラリートークも聞き,専用サイトに最近アップされた論文を読み,ますますもう一度ゆっくりと作品群を自分のペースで見たくなった.
美術館の空間,展示作品,解説論文,ギャラリートーク.これら展示にまつわる全体構成が,推理探偵歴史小説の舞台になっていて,その物語の渦に巻き込まれた憐れな登場人物のような気分をいまだ味わっている.ほんとうはシンプルな原理が動いているはずなのに,全部が伏線に思われ,ありとあらゆることが意味深に見えてしまっている.
REALKYOTOのサイトに福永信氏のレビューが載っている.短期間でこれだけまとめられるのは,端的にすごいと思う.自己憐憫の情ほどかっこわるいものはないと思うが,私はただいま完全に,歴史というものの中の,憐れな迷い仔になっている.
いろいろな物事をスルーしておきながら見た気になっていて(過去の出来事を自分に都合よく解釈して),知的にさぼっていても,自分は知的上位者だと思い込んでいられるような,自分にとって居心地のいい歴史認識のなかに図々しく安住していたのかも.
そのような反省の気持ちに包まれた.自分のなかにある脇の甘さのようなものを,まっすぐ射貫かれた.
人は簡単に「目からうろこ(が取れる)」と言うが,私にとって,この展示を通じて本当に目からうろこが取れたとき,はがれる時の痛みは相当なもので,目から血が流れ落ちるにちがいない.教育学部出身だから余計にそう思うのかもしれない.何やってきたの,私って必ずなるだろう.また,そうならねばならない.
この展示は高見の見物など,したくても誰もできない構造を持っている.それでも,どうしても高見の見学をしたい人がいれば,そうすればいいと思うが,それは推理小説を読まずに,結末のオチだけ知りたがる人のようで,そんなことをして一体何が楽しいんだろうという,相当間抜けな態度である.
私も負けず嫌いなので,ただ翻弄されるままになっているのは嫌だ.もう一度現場に行って,自分の眼で確かめたいことがある.態勢を立て直して,物語の作り手となって歴史の謎解きをしたい.
2017.4.30
・ベーコン,きのこ,ほうれん草のスパゲティ
・鶏手羽先,手羽元の唐揚げ
・レタスと大根とオクラのサラダ
・トマトとバジルとモツァレラチーズのサラダ
淡路島の旅行土産だといって実家から新玉ねぎが先日たくさん届いた.昨晩は醤油風味の甘酢だれに漬け込んだ玉ねぎドレッシングを作って,豚の冷しゃぶにかけて食べた.今晩は鶏の唐揚げに利用.揚げたてのお肉をつけ置きしたり,レタスのサラダにたっぷりかけたりした.おいしかった!
献立間のつながりをもたせるため,スパゲティにも隠し味として白だしを少々入れるつもりが,どばっと入ってしまい,正真正銘,思いっきり,和風スパゲティになった.
今日は昼間は中谷省三先生の木版画展と,東洋陶磁美術館の展示を見ることを目当てに,大阪の街をうろうろした.強く印象に残ったのが,東洋陶磁美術館の常設コーナーにあった,8世紀,唐の時代に作られたふくよかな女性のお人形さん.肩から背中にかけての曲線に見惚れた.この作り手は,実際の女の人の身体も相当なでまわしていたに違いないと思う.
中谷先生の版画は,個人的にはルッカシリーズに引き込まれた.私は生きているんだけど,でももしかしたら死んでるのかな,と思わせる何かがあった.とても明るい白昼夢.イタリア,ルッカになど,行ったことないくせに,なぜか追憶の風景.とても静か.そしてそこにはもう誰もいない.
版画にも陶磁器にも花のモチーフがたくさん見られた.牡丹の花などもう本当に大人気の文様だ.が,しかし,野暮かもしれないが,花に限っていうなら,自分のうちに咲いた花が特別で,やっぱり一番好きなの.星の王子さまが地球上の誰かの庭園で美しく咲き誇るバラたちを前に,思わずディスってしまう心境ってよくわかる.
世界の片隅で愛を叫ぼう.うちの牡丹,大好き==.
2017.4.22
・ごはん
・アスパラガス入りイタリア風卵とじスープ
・鶏肉とスナップエンドウの中華風炒め
・りんごとトマトのサラダ
・壬生奈漬け
食べたいものを食べたいように作っていったら,いろいろな要素が混ざった食卓になった.今日もごはんがおいしかった.ありがたい.
お昼はトマトソーススパゲティにした.いつもはトマトの直球でやってくる酸味を和らげるために牛乳少々を加えるところを,あいにく牛乳を切らしていたので,ヨーグルトを混ぜてみた.結果的にはこれがヒット.酸味を別の酸味で相殺というより昇華的に打ち消すことができるんだな.
2017.4.16
・ごはん
・回鍋肉
・ゴーヤチャンプル
・ラフティ
昨年の秋に仕込んだチューリップとパンジーの寄せ植え.今年の新作.きれいに咲いた.うれしいなあ.
そしてガーデナーは気が早く,もう来年のことを考えていて,2年目の球根となったこのチューリップの植え場所もだいたい頭のなかでイメージが出来上がっている.来年はあの辺りがかわいらしく生まれ変わる予定.うふふふ.最後完全に土にかえるまで,とことん球根植物を楽しむんだ!
今晩は,中華兼,ちょい沖縄料理にした.といっても,実家からレトルトパックされたラフティ(沖縄の豚の角煮)が届いたから,気軽なものでした.
2017.4.15
・ごはん
・豆腐としめじの赤だし
・ポークソテー,おろしポン酢だれ
・ポテトサラダ
・レタスときゅうりとキウイのサラダ
今日は朝,昼,晩とごはんを炊いた.
朝の発見.ごはんのうえに明太子を乗せて,韓国海苔で巻いて合わせて一緒に食べると,昆布茶(粉末)を隠し味に入れた明太子スパゲティの味に限りなく近づくことに気づいた.病みつきになるおいしさ.
昼の発見.足元が悪いから出かけなかったが,気分だけでも行楽気分を味わおうと,夫がちらし寿司を作って振る舞った.ちらし寿司は酢飯に混ぜる具と,トッピングする具とに分かれているんですね.酢飯の上にいろいろ乗せるとばかり思っていた.よくよく考えてみれば,これまで自分でちらし寿司を作ったことはなかったことに気づいたのだった.
夜の発見.特になかったが,しみじみとおいしかった.
庭に出るといろいろなところでどんどん花が咲き始めていることに気づく.変化が急だ.毎日必ず見ておきたい.2年目の球根からでも元気なチューリップが咲いた.母が挿し木で殖やしたローズマリーは満開(下の写真は一週間前の姿).
実家の庭で殖え過ぎて困っていたハナニラ.我が家に移植した株は,他の草たちに押されてか,特に広がることなく,同じ場所で毎年愛らしい花を咲かせる.薄紫色のものもあって,それもとってもきれいだよ!
2017.4.9
・ごはん
・新たまねぎとわかめの味噌汁
・カツオのたたき
・野菜の煮物
新年度開始にあたって夫は職場の親睦会に出るため,今晩は帰りが遅くなる日.ゆういちろうと二人で食事をした.ゆういちろうの好物のカツオのたたきをメインにした.塊の凍結品を半解凍して食べる前に切り分ける.おいしかった.
忘れないうちにメモ.
生で食べるのは熟れ過ぎかも,という完熟バナナの使い道としては,つぶしてバナナのパウンドケーキにするほかに,いったん冷凍してバナナジュースにする手があることを最近見つけた.
関西では喫茶店メニューにもよくあるミックスジュース系の,牛乳と果物をジュースにする飲み物を作るとき,氷を入れて作るのが「常識」だとは思っていたが,氷で飲み物を薄めることが嫌いで,氷なしで作っていた.
ところが,以前牛乳と一緒に完熟バナナをジュースにしたところ,ぬるくなってしまったシェークの,どろっとした気持ち悪さを感じ取ってしまって,残念,イマイチだと思ったことがあって,ジュース作りからは遠ざかっていた.
冷凍したバナナを利用すれば,すべての問題が解決することが判明.レシピという大げさなものではないが,書き残しておく.
1人分の分量(大き目のグラス1杯分)
冷凍完熟バナナ・・・1本
牛乳・・・・・・・・・・・・・100cc
メイプルシロップ・・・好みの甘さの量
作り方.一口大に切ったバナナ(冷凍のまま包丁で簡単に切れる),牛乳,メイプルシロップ(適宜お好みで.なくてもいい場合も)を入れて,ミキサーにかける.ジュースというよりどちらかというとシェークの出来上がり.
2017.4.4
・豆腐と三つ葉の澄まし汁
・海鮮漬け丼
・昆布付け大根
どうしても生魚が食べたくなって漬け丼にした.貝割れ,青じそ,海苔をたっぷり振りかけて,ごはんと魚と一緒に食べた.胡麻を振りかけるのを忘れたのが惜しい.でも,十分においしかった.
澄まし汁に入れるのに,三つ葉か芹かで悩んだが,結局,値段の差が3倍近くも開いてしまうことから,より求めやすい三つ葉にした.三つ葉だったら,熱いおつゆの上に散らすだけでよかったのに,つい芹の感覚で,ほんのちょっとだけ煮てしまったところ,見るも無残にへなへなになってしまい,残念なことに.(あぁ残念,あぁ残念と,食卓で同じことを5回も言っていると,夫から呆れられたが,ここでも繰り返して,この気持ちを成仏させよう.)
せっかくの春,野菜がとてもおいしい季節なのに,その野菜がとても高い.旬のものは値段が安くなると思いきや,それほど下がらない.旬の時期はあり余るほど出来て,せっせと食べないと大変なことになってしまうから,もうしばらくは姿を見たくないというくらいに,そればかり飽きるほど食べられたらなあ.自分で栽培するしかないのかなあ.
2017.4.1
・ごはん
・焼き肉,サンチュ包み
・キムチ
ホットプレートを出して,休日らしく焼き肉にした.付け合わせの野菜のなかでも,特に,アスパラガスがおいしかった.旬を迎え,味の濃い,元気なものにお目にかかれるようになった.昨日は天ぷらにしたが,これまたおいしかった.個人的には,アスパラガスは茹でるより,焼いたり揚げたりするほうが好きだ.甘みがぎゅっとつまって感じられて.
この時期の好きな野菜としては,他には,やっぱり絹さやだな.こちらはさっと湯がいて,ごく少量のバターでさっと炒めて食べるのが一番好き.
なぜかメインよりも,付け合わせに心が奪われる今日このごろ.
今日のお昼は蕎麦にしたが,昨晩天ぷらを揚げたときに出た天かすをとっておいて,おつゆにトッピングしたら,薬味の刻みねぎと相まって,とても幸せな気分になる味に仕上がった.
春だ.
庭にも春がやってきた.土手のベニスモモは一足先に桜によく似た花を咲かせた.カブトムシの幼虫を育てた腐葉土(ころころとしたフンもたっぷり含まれている)を撒いたところでは,そこだけ雑草の育ちが目立ってよく,柔らかい葉っぱですでにこんもりふさふさ状態になった.
冬の間は咲かなかったパンジーも,勢いよく次々と開花し始めた.パンジーは冬に無理やり咲かせるよりも,春になってから,普通に気持ちよく咲く姿の方が,個人的には好ましく思う.
最近は,もぞもぞと,食べたいお菓子を自分で作っている.味がよいと思うお菓子は,買うと高い.めったに買えない.自分で作ったほうがよっぽど安上がりになる.これがまあ,よい気分転換になるのだ.
上から順番に,パンケーキ,バナナケーキ,胡桃入りチョコレートブラウニー,スイートポテト.果物や木の実に助けられている.
2017.3.26
・ツナ入りトマトソースのマカロニ
・ぶりのスパイス焼き,絹さやのバター炒め添え
・レタスとキュウリとトマトとコーンのサラダ,味噌ドレッシングで
平日の朝ごはんは,ご飯,味噌汁,漬物にお弁当のおかずの残りがあればそれも,というパターンが決まっていて,そのうえ,夜は一昨日は回鍋肉,昨日はキムチ鍋にしたので,ここのところ東アジア系の食事が続いていた.その反動のせいか,今晩は,ぶりを照り焼きにするかスパイス焼きにするか一瞬悩んだが,とうとう洋食に傾いた.明日は和風ハンバーグにする予定である.
人それぞれに他人とは交換不可能な出来事がめぐり合わせのようにやってくる.それぞれの持ち場で今やるべきことをしっかりやらないといけない.きりっと気持ちが引き締まった.
2017.3.22
・パエリア
・牛ひれ肉の極小ステーキ
・レタスとトマトと豆のサラダ
夫が作ってくれた.ありがとう.サフランで色付けしたパエリアはやっぱりさすがだ.風味がすごくよくなる.薄味のなかにもしっかりその風味は感じられる.でもやっぱり買うのはもったいない気もするので,庭にサフランを群生させようかと本気で画策中.花もきれいだからね.
先月,まだ寒い中,ガーデニングでもして春の気配を感じたいとポット苗をいくつか買ってきて寄せ植えをこしらえた.植え替え直後のよそよそしい感じは過ぎ去り,今はだいぶなじんできたが,通常は目を引くために使われるカラーリーフ,それが雑草生(ざっそうふ)のなかにあると,ますます周囲となじんで,全然目立たない.それはそれで高度な寄せ植えなんじゃないかなと,勝手に思うことにしている.
寄せ植え作成時にうっかり折ってしまったチロリアンデージーの花首.そのまま外に捨て置くことなどできようもなく,庭のクリスマスローズの花を一つ拝借して,渋めに食卓を飾ってみた.
最近,大のお気に入りの皿は,山城支援学校の生徒さんの作った茶色の九寸皿である.素晴らしく使い勝手がいい.パンを置くのにちょうどよく,上の写真にあるようお花を飾ってもよく映える.何でも渋めに決まってくれる.値段はなんとわずか600円.九寸皿がですよ.買う方としては安いほうがもちろん助かるけど,作り手のことを考えたらもっと強気に値段設定してもいいのではないかと本気で思っている.
2017.3.19
・サニーレタスの炒飯
・鶏むね肉の甘酢炒め
・マッシュルームとチーズ入りスクランブルエッグ
・壬生菜漬け
最近はなんちゃって中華風の料理をよく作っている.サニーレタスほぼ丸々一株を投入する炒飯は,にんにく,玉ねぎ,しょうが,鷹の爪で香味や辛味をつけ,ほんの風味づけ程度に軽く醤油で炒めて,フィニッシュ!
外で食べる炒飯と違って,うちの炒飯は,他のおかずと合わせることを考え,単体では味を薄く仕上げるのが,個人的にはポイントだと思っている.ゆういちろうは食べるときに自分で醤油少々をまわしかけて味を引き締め,夫と私は壬生菜漬けをかけて塩味をプラス.甘酢ソースのかかった鶏と一緒に食べてももちろんおいしい.
今日は午後からゆういちろうの友達が遊びに来たので,チョコレート,砂糖,生クリームのシンプルな材料で作ったチョコレートムースでちょっとした「おもてなし」をした.気に入ってくれたようで,よかった.
どうやったら美味しいものになるかなあと,こまごまと頭と身体を動かしながらも,のんびり過ごしたよい休日だった.リフレッシュ!
2017.3.18
・パン
・かぼちゃのポタージュスープ
・まぐろのレアステーキ
・なすとトマトのチーズ焼き
・レタスのサラダ
夫がほとんど作ってくれた.ありがとう.お昼は生地をこねてマルガリータピザを焼いてくれたし,もう本当に助かる.おかげで私は原稿がとてもはかどったよ.他でもないこの自分(たち)に向けて愛情をこめて作られた料理が自動的に出て来る環境は,この歳になると,ありがたすぎる.
ただいま自分にしか書けない原稿に取り組んでいるという自負はある.この原稿を絶対に世に出したいという今まで持ったことのない強い執念が自分のなかに芽生えている.と同時に,これもまた不思議なことだが,私個人の名前が表に出ようが出るまいが,全くどうでもいい気分に,今までになくなっている.
おそらくはずいぶんと長い連載になる予定だ.誰もが知っているかぐや姫.竹取物語ぐらい読み継がれる大ベストセラー謎解き冒険談の底流にあるかもしれない,中将姫伝説を最初に語り伝えるような存在に,私はなる.
2017.3.12
・カニのトマトスパゲティ
・ツナとじゃがいものスープ
・トマトとモツァレラチーズとバジルのサラダ
・ルコラのサラダ
うっかりしていてメインにすべき肉を買い忘れた.でも大丈夫,カニ缶とツナ缶に助けられて,お肉がなくとも全然さびしくない,ご機嫌な献立となった.
今日は6年前の震災の日を静かに思い出した.
2017.3.11
・ごはん
・トマトと卵の中華風スープ
・酢豚
夫が酢豚を作り,私がスープを作った.家族全員でぺちゃくちゃと大いにおしゃべりするなかで料理をしていったので,そもそもが遅くなったのに加え,酢豚がようやく出来上がった段階でごはんを炊くのを忘れていたことに気がつき,大急ぎで早炊きするものの夕飯にありつける時間が大幅に遅くなってしまった.
より正確には,炊飯器のなかに十分ごはんが残っていると思い込んでいて夕飯を作り始める前にチェックしていなかったせいで,この事態が引き起こされたのだった.主犯格は他でもないゆういちろう.学校から帰って,あまりにお腹が空いていたので,炊飯器のなかにあるご飯を全部平らげてしまったというのだ.どおりで今日は,お腹空いた,ごはんはまだかと,いつものようにぶーぶー文句が出なかったわけだ.しかも大好きなはずの酢豚の食らいつき方がとても控え目で,すぐにお腹いっぱいと言い出したわけだ.
今後の対策を考えよう.
2017.3.10
・鶏鍋
・〆卵雑炊
鶏ぶつ切り肉で鍋にした.普段はもも肉を入れているが,やっぱりぶつ切り肉にしたほうが,〆の雑炊が格段においしくなる.ゆういちろうのお代わりの仕方が全然違う.なんてわかりやすいリアクションなんだ.肉を食べるときは,骨が多くて食べにくいと文句を言っていたくせに.こういうとき,もも肉とぶつ切り肉のどちらを採るかと迫りがちだが,両方を適当に配分にして入れれば,みんながハッピーになれるんじゃないかと思う.実際にそうするかどうかは別として,白黒つけないほうがいい事案のような気がする.
6日からずっと鶏ばかり食べている.全く飽きない.ヤマネコのような小型肉食獣になった気分である.牛を襲って食べることはないが,鶏ならばりばり食いまっせ,ぐらいの勢いだ.なんでこんなに鶏が好きなんだろう,それは本能だからです,くらいの勢い.
夕飯準備中に突然ゆういちろうからチャボって何?と聞かれ(国語の問題文のなかに出てきたそうだ),そういえば,とても小さい子どもの頃,庭で祖父母がチャボを飼っていたような,と古い記憶がよみがえってきて,とても懐かしい気持ちになった.ただもしかしたら,「真実」はチャボではなく,ウズラだったかもしれず,たが一つだけ確実に言えるのは,私がチャボという言葉を知ったのは祖父母経由であるということなのだ.そのときは猫が天敵だったのに,今では自分が猫になった気分で鶏を眺めている.なんだかおかしい.
そういえば,祖父母からは他にも,犬には絶対に骨付きの鶏肉をあげたらいけない,喉に骨が刺さってしまうから,と聞いて育ったな.犬に対して,ペットとか愛玩という言葉を使うのも,毛嫌いしていたな.いろいろな思い出が心のなかにこぼれおちてきた.
2017.3.9
・インド風キーマカレー
・さやえんどうのバター炒め
・きゅうりのスライス
・ゆず大根
本当は今晩は帰ってすぐに作れる鶏鍋にしたかったのだが,夫の帰りが遅くなるということで,断念.代わりに午前中にインド風カレースパイスセットを使って,鶏ひき肉のキーマカレーを作り置きしておいた.だから夜7時半に帰宅しても,遅くならずにごはんにありつけた.結局夫も予想より早く会議が終わって,一緒のタイミングで食べることができた.
このカレーは,市販の材料を順番に組み合わせていけばいいだけなので,手間はほとんどかからない.が,しかし,暇(時間)は結構かかる.とにかく煮込めば煮込むほどおいしくなる.できたら,作った後しばらく寝かせたほうがよい.作りたては味がぼやけているので,しょうゆをひとたらしして引き締めるのが我が家のならいである.
全然なんともないよ,別にこれくらいは大丈夫だよと,これまで自分をだましだまし生きてきたが,今季に入って初めて,昨日私の体内深くにまであいつが侵入してきたなと確実に自覚され,とうとうメガネとマスクを着用して外出することに.見た目存分に怪しいし,飲み物やお菓子をすぐに口に入れることはできなくなり生活上何かとうっとおしいし,嫌は嫌なんだけど,やっぱり花粉症の症状がこれで劇的に緩和されるので,背に腹は代えられない.
2017.3.8
・ごはん
・鶏のホワイトシチュー
・三日目の野菜くたくたミネストローネ
・きゅうりのスライス
ひとりお椀一杯弱分の最後のミネストローネに,ホワイトシチューを合わせるという,ダブル汁物の献立にした.少量の肉に野菜たっぷりのスープ.ただいま,うちの周りの外気温は2℃.寒い夜にはこういう身体が温まる食べ物がうれしい.
私は基本何事もめんどくさがり屋なくせに,なぜか,ホワイトソースを作ることだけは好きで(=全く苦にならない),ホワイトシチューは手作りのホワイトソースを溶きのばして仕上げるに限ると,ホワイトシチューを作るたびごとに声を大にして言いたくなる.今晩は,自分の思い通りの味にばっちりきまって,すこぶる気分がよい.
2017.3.7
・親子丼
・昨日の残りのミネストローネ
・茹でオクラ
どんぶりにしたら,なんかもう食べ過ぎてしまった~~~.お腹がいっぱいだ.反省.
昨日ミネストローネを出したら,いつもより味がうすいと,ゆういちろうから言われたが,それもそのはず,水煮トマトの量を少なめにしたから.味がうすいというより,色がうすいと言ってほしかったな.いつもならどろっと赤いスープにするところを,さらさらとした野菜コンソメ風のスープにしたのだ.たまたまそうなったというより,今晩親子丼にすることを見越して,あえて洋風けんちん汁風にしたというわけ!
いろいろな種類の野菜を時間をかけてぐつぐつ煮込んで,どれか一種類の野菜の味が突出して前に出てこない,和洋どちらでもオッケーの控えめだけど滋味深いスープに.もちろん親子丼にもよく合いましたとも.
と,自画自賛して寝ることにします.いい夢みたいわ.
2017.3.6
・ゴーダチーズ入りのパン
・ミネストローネ
・ローストビーフ
・レタスとキュウリと貝割れのサラダ
土曜日は生まれたばかりの赤ちゃんのいる親友宅へ.もう本当に久しぶりの赤ちゃんの感覚で,抱っこするのもこわごわ.自分が経産婦なのをすっかり忘れている.ぶりっこして言っているんじゃなく,本当に忘れている.と同時に学生のときも思い出す.お互いの環境は東京にいたときとそれぞれ激変しているのに,何も変わっていない感じがする.会うと初心に帰ることのできる友達がいるのは,個人の人生においてかけがえのないものだ.
今朝は友達からお土産にもらったオレンジの味のするミカン(名前はなんていうんだろう)を絞って,ジュースにして飲んだ.気分のよい目覚めだった.
お昼はゆういちろうのリクエストで,ホットプレートでお好み焼きを作って食べた.のんびりした休日のお昼って感じがしてよかった.
夜はセロリの消費を考えて,ミネストローネとローストビーフにした.肉の下にセロリなど香味野菜をしいて,そこから出た肉汁で作るグレービーソースは,大きな塊肉で作ったほうが断然いいものができる,とは思う.しかし今晩は節制のため小さい塊で作ったので,肉汁が少なく,どうしようかと思ったが,夫がうまい解決策を見つけて一期一会のオリジナルソースができた.
夫の学生さんからもらった素晴らしくおいしい赤ワインを夕ごはんに合わせたのが,何もかもうまくいく要因だったのかも.包容力のあるワインだった.ありがたや!
2017.3.5
・ビーフカレーライス,目玉焼き乗せ
・スライストマト
午後からパートの仕事があるため,夜帰宅してすぐに食べられるよう,午前中にカレーを仕込んでおいた.帰ってきてから,カレーを温め,ごはんの上にかけ,トマトを切り,半熟状態の目玉焼きをカレーライスのうえに乗せて出来上がり.いつもなら茹で卵を添えるのだが,時短を狙って目玉焼きにして正解.隠し味にしょうゆをたらしたところ,半熟卵と予想以上によく合って,幸せな気分に.
ゆういちろうは日々がんばって,こちらが予想していた以上の結果を出してきた.私もうかうかしていられない.がんばろっと.
2017.2.28
・ごはん
・ほうれん草と卵のスープ
・子持ちカレイの煮つけ
・ささみフレーク入りレタスときゅうりとキウイのサラダ
今晩は魚にした.久々にカレイの煮つけを食べた.煮魚を食べると魚もしみじみおいしいと心の底から思う.一人分の一切れの量が少ないから余計にそう感じるような気がする.魚の場合は,かなりもったいぶって「上品」に少量盛り付けられたほうが,個人的には食欲がわく.肉の場合はね,そんなことされたら,「気取ってんじゃねえ」となるけど(笑い).
最近サラダに若い(まだ固くて酸っぱい)キウイを入れるのが,我が家のブームとなっている.完熟の何もせずとも十分においしい状態に入ると,ドレッシングなんかかけずにそのままぱくぱく食べるのが一番好きな食べ方だが,この若い段階のキウイも独特の魅力がある.トマトもこれ以上甘くしてくれるな,もっと酸っぱくしてくれと思うことがよくある.
さて,
まだ私のなかにいのしし肉の影響があって,気づけばいのししのことを考えている.今までとても雑に子どものいのしし=うりぼうと呼んでいたが,それはどうやら間違いで,幅があるみたいなのだ.ここによると,うりぼうと呼ばれるのは,縞の残る赤ちゃんというか子ども(幼獣段階)のことで,1歳くらいの子どもというか若いいのししは亜成獣と呼ばれる段階に入るそうだ.その意味では昨日いただいたいのししをうりぼうと呼ぶのは適切ではない.少しほっとしている自分.
こんなに野生獣を食べることに責任感を覚えることになろうとは.子どもや未成年者と関係を持つと社会的制裁を受けるが,だったらどこまでが一発アウトの子どもで,未成年と成年の境目はどこよ?的な問題とも,ゆるやかにつながるような.
仔牛肉のカツレツが食べたいとか,とてもつややかできれいだからハラコのバッグが欲しいと思ったりもしたことがある自分が,こんなことを言うのも,変な話なんだけど.
もう本当に何もかもが矛盾だらけなんだけど,そんなこんなもひっくるめて,何かがとてもありがたいのです.そう何ものかにお伝えしたい.この私の想念はいったい最終的には誰に宛てられているのかしら.
2017.2.20
・いのしし肉のキムチ鍋
Nさんがさばいたいのしし肉,うりぼうと呼ばれる子どものいのししと聞いて,どんな味がするのか,どう料理すればいいのか,考えていた.夫やゆういちろうにとってはそもそも初めてのいのしし肉だし,我が家にとって特別なお肉の機会.
肉の味を純粋に知りたいと思った.そうしたら特別なやり方ではなく,むしろ普段よく食べている安定した調理法のなかで,肉の種類を変えて見て,どう味が違うかを知るほうが,よく解るのではないかと思った.
とはいえ私が料理をすると同じように作っているつもりが出来上がりの味が毎回違って安定しないことが多い.別にそのこと自体は悪いことではないと思っているのだが,今日は,個人的に一番安定していると自負しているキムチ鍋(昆布だしにキムチ,豆板醤,味噌を合わせたスープ)をベースに,試してみることにした.
いつもは豚バラを使うところを,いのしし肉に.ももの部分の塊肉をスライスすると,鴨に似たガーネット色をしていたので,いつもはニラを入れるのだがそれを止めて,ねぎに変えてみた.日本酒も多めにどぼどぼと入れ,微調整をする.あとはいつもどおり.
臭みは全然なし.あくも豚バラより少なくて,ほとんど出ず.肉質は豚バラより固いが,筋張って噛み切れないとかは全然なく,噛めばすぐに噛みきれる.細かい繊維がぎゅっとつまっている感じ.
と,ごちゃごちゃ書いたが,端的に言って,癖がなくてとてもおいしい!! わざとらしい甘さではなくて,スープがほんのりいい感じに甘くなって,何これおいしい!! 大人はうまいうまいと興奮していたが,ゆういちろうは噛みしめながら,ぼくこの肉好きだわと,もらすようにつぶやく.からだがぽかぽかと温まった.
でもこれ以上を望んじゃだめだよね,というのが我が家の結論.一期一会の授かりものだったと考えて,これからを暮らそうと.うりぼうのおいしさを知ったからといって,いつでも簡単に食べられるようになったら(うりぼうを食べることが第一の目的に密猟されるようになったら),なんだかとてもいやだもの.
背ロースとスペアリブの部分がありがたいことにまだ残っている.大事に大事に食べます.ミンチにして,ソーセージにしてみようかなあ.またあれこれ考えます.あぁ至福のとき.
以下,赤いシリーズ.いのししキムチ鍋の赤,鰹の赤,牛の赤,焼き物の赤,そして紅梅.色は生きているなあ.
2017.2.19
・すき焼き
今日はいつも以上にたくさんの刺激をもらった.その分,いったい自分は何をしたいのか,何ができるのか,方向性が千々に分岐し,頭のなかのまとまりがつかなくなったともいえる.でもアリアドネが託した糸のような存在は感じているので,落ち着いて行動すれば道筋が必ず見えてくると思う.
今晩は実家から届いたすき焼き用の肉で素直にすき焼きにした.ありがとうと電話をかけると今回は張り込んだからねと冗談交じりに母がいっていて,やっぱりそうかと思った.肩ロースとももの2種類があって,それぞれ霜の振り方が違っていて,いつもと何かが違うと,しばしうっとりと眺めていたからだ.
こんなふうにお肉にされる前に,この牛はどんな風に育ったのだろうか? 甘やかされついでにこうなったら今のうちに肉リテラシーを上げてやるぞと息巻いていたら,いのしし肉をどう食べるかに関して画期的なアイデアを思い付き,明日,さっそく試そうと思っている.食をつかさどる神様,どうか週末の贅沢をお許しください.
この日記を読み返してみると,なんだか肉ばかり食べているみたいだが,魚も結構食べていると思う.肉を食べると,日記を書きたくなるのかもしれない.無意識に言い訳,懺悔しているのかもしれない.
2017.2.18
・ミネストローネ
・キッシュロレーヌ
・マッシュドポテト,辛味バジルソースかけ
・レタスとルコラと水菜とお豆のサラダ
金曜の夜,自らさばいたいのしし肉を持ってきてくださった大好きなご家族と面白い話をいっぱいしながら一緒にごはんを食べて,とても素敵な時間が流れて,俄然自分でもいろいろなものを作りたくなって(特に,小麦粉をこねたものを),今日はキッシュを作ってみた.
見た目はかなり焦げて売り物にはならないだろうが,家庭で食べる分には全然かまわないというか,これくらい焼けていたほうが好みかも.そうか,キッシュは,ピザやスフレと一緒で,出来立て熱々の少し膨らんだくらいの時に食べるのがおいしいんだと心の底から思った.ゆういちろうも初めてキッシュをおいしいと思ったそうだ.今までお惣菜屋さんでカット売りされている冷たくなったキッシュしか食べたことがなかったもんね.
さて,それぞれ特徴ある部位ごとに分かれた,いのしし肉,どうやって調理しようかな.あれこれ考えるのが楽しいわ==.
庭をゆっくり歩いてみたら,小さな春の気配がここかしこに.実家の母からもらったクリスマスローズも周囲に溶け込んで目立たないがびっしり咲いていた.今日はとてもうれしいサプライズニュースも飛び込んで,いい一日だったなあ.さあ,週明けからも,がんばってまいりましょう.
2017.2.12
・チーズフォンデュ
・チョップドサラダ
大学の採点業務がまだまだたくさん残っているが,今週末は比較的ゆっくりと過ごせる貴重な週末で,10日遅れで夫の誕生日祝いをした.何食べたい?と聞き出していくなかで,そういえば最近チーズフォンデュを全然食べていなかったということが判り,買い出しにゴー.白ワインをどぼどぼと入れ,おいしい鍋に仕上がった.いろいろな具材があるが,小さく切ったパンにチーズを浸して食べるのが個人的には一番好きである.最近の私は,チーズを食べると気分があがるようだ.
チーズは,グリュイエール,エメンタール,パルミジャーノ,チェダーに,冷蔵庫に中途半端に残っていたピザ用チーズも入れた.具材には,バゲッド,トマト,マッシュルーム,ウィンナーソーセージをチョイス.
アメリカを思い出すチョップドサラダには,レタス,キュウリ,トマト,赤パプリカ,アボカド,キウイ,マッシュルームに,アンチョビを効かせたドレッシングをかけた.山盛りにしていただくのがポイント.
そして,閑話休題.
昨日の日記に恥ずかしい間違いがあったので,訂正します.「立春大吉」と書くつもりが,なんと堂々にも「立春大福」と書き間違えてしまいました.やっぱり私はスイーツのことで頭のなかがいっぱいなのかもしれません.鬼退散どころか,大福餅につられて甘いもの好きの鬼を自らおびき寄せてしてまいそうな文言でした.
聞くところによると,立春大吉の文字が伝えられるようになった由来は,その文字が左右対称で,裏からみても表から見ても同じに見えるのがミソだそうですね.扉にそのお札を貼っておけば,鬼が家の中にまで入ってきてもまだ入っていないと勘違いして出て行ってしまう効果を期待してのこととか.
立
春
大
吉
あらためまして,この一年,平穏無事に過ごせますように.
2017.2.5
・豚バラとほうれん草の常夜鍋
白だしに日本酒をたっぷり入れて常夜鍋にした.おいしかった=
立春大福.庭の紅梅もほころび始めました.水仙もいい香りがします.香りといえば,東京・吉祥寺のA-thingsで開かれているKenjiro Okazaki paintings + でオリジナル展開しているコーヒーの香りもとても素晴らしかった.京都のミィチョというコーヒー屋さんで作ってもらっているそうです.この機会にぜひ甘露な味わいをお楽しみください!
今日の父子.土曜の昼下がり,何やら二人して細かい作業に没頭しています.
2017.2.4
・ごはん
・豚汁(二日目)
・手羽元と大根のあっさり煮
・茹でオクラ
生活クラブのカタログに載っていたレシピで,簡単そうで気になっていた手羽元と大根のあっさり煮を作ってみた.隠し味に昆布茶を入れるのがポイントのようで,そういうことならと,醤油の代わりに白だしを入れて風味をアップしてみると,俄然好みの味になった.ぶり大根と同様,素材から出ただしを存分に沁みこませた大根が実は主役のような気がする.
最近は無性に甘いものを食べたくなるいけない時期で,だけど外でこれはおいしそうだと思うスイーツを買おうとするとびっくりするほど値が張って,結局は買い渋り.本当に食べたいんだったら自分で作るべしと自分で自分に言い聞かせると,あら不思議,自然にからだが動く動く(笑).スイートポテト,クッキー,いちごのパイ,ブルーベリーマフィンと,ちょっとした空き時間を見つけて,作っていった.この,私の甘いものへの欲望は本物だ.家族には,スイーツ押しつけ反対!と,ちょっぴり迷惑がられているけど,気にしない.
今まで何度もブルーベリーマフィンを作ってきたが,今日作ったものが今までで一番おいしくできた.外側は適度にカリッとして,中のブルーベリーが適度に原型をとどめ,いつものようにぐじゅぐじゅのジャム状に溶けすぎていない.材料はいつも同じ生産者,メーカーのものを使っているのに.一体何が違うんだ? お菓子作りは奥が深い.
2017.1.31
・赤ワイン
・バゲット
・ビーフシチュー
・トマトとアボカドとルコラとレタスのサラダ
・いちご
水曜日から蜂蜜入り赤ワインに漬け込んでいた熊本産の牛肉を朝からことこと煮込んで,週末にぴったりのシチューを作った.デザートは奈良で採れたあすかルビーという小ぶりのいちごにした.甘みと酸味がぎゅっと詰まったおいしいいちご.しあわせだなあ.
幼馴染のKちゃんから心のこもった手紙が贈り物といっしょに届いた.昔のことを思い出してじーんと胸があつくなった.ありがとう.私も手紙を書こう!!
Kちゃんの息子のYくんからゆういちろうへお勧めの文庫本も入っていた.若人がどんな本を読んでいるのかは,子どもが直接教えてくれるからラッキー.自分だけではなかなかリアルにわからないもの.こうやって読書の世界がどんどん広がっていったらいいな.
Yくんもゆういちろうもいわゆる世間では中二病と呼ばれる思春期まっただなかにいる.きっと親には言わない,あるいは言ってもどうせ伝わらないだろうと思うようなことを,日々頭のなかでは考えているにちがいない.当り前だが,もう赤ちゃんではないものね.
ゆういちろうからは直接言葉を交わさなくても,そこかしこにメッセージ性のある痕跡を残しておいてくれるから,親としては助かる.なんかいいことがあったんだなとか,嫌なことがあったんだなとか.
どうか子どもたちがしあわせな一生を送れますように.
2017.1.21
・豚キムチ鍋
・〆チーズ入り卵雑炊
今晩は,明日への英気を養うため,早い時間に就寝する予定である.晩ごはんも簡単にできて家族全員がおいしいと喜びを感じる豚キムチ鍋にした.
光に向かっていく光そのものでもあるかのような天女の絵をいただいた.光速疾走する姿の権現.周囲を明るく清浄にして過ぎ去る,時の女神.我が家のなかに,ここだ!という掛ける場所が見つかり,気持ち的にすっきり.周囲を掃除してからきちんと設置しようと思う.
今日でお正月気分は完全に終わり.昨日は注連縄や門松をどんど焼きにしてもらいに春日大社に持っていった.その足で東大寺の鎮守,手向山八幡宮にお参りし,あらためて今年一年の息災を祈願した.
裏庭に植えた一株の十両が何年もかけていつのまにかじわじわと殖えていてうれしい.今年は庭づくりに精を出したい.
2017.1.15
・お雑煮
・おせち料理 いろいろ
お雑煮は朝は夫が,夜は私が,それぞれ好きなように味付けして作った.二日目の夜にしておせちがすべて無くなった.お餅は,実家から送ってもらった岡山県新見市で作ったものがもう無くなってしまい,明日からは自分たちで買い求めた山形のものに移る予定である.
私が小さい頃は,岡山でも,母の実家のある熊本でも,一族そろって杵で餅つきをおこなっていた.力いっぱい振り下ろす杵で,臼の中で餅をまわす手が打ち砕かれてしまわないかとひやひやして見ていたことは今でもよく覚えている.
ゆういちろうにはその原体験を味合わせることはできなかったが,核家族では土台無理な話.もしかしたら彼が大人になった頃は,家族以外の共同体が芽生え,人が集まって自分たちが食べる分だけの餅つきの風習が復活しているかもしれない.
2017.1.2
・おせち料理 いろいろ
昨年末から熱は出ないけどだらだらと長引く風邪をひいてしまい,だからこそ,市販のつめたいおせち風お惣菜はよけい食べたくない胃袋になってしまい,自分たちで作れるものをぼちぼちと作って食べました.それが功をなしたのか,なんだか今は身体がかるく,よい方向に向かっている気がします.
凝ろうと思えばいくらでも段取りを複雑にできるお正月用の料理ですが,今年は,小林カツ代さんの世にも簡単なお正月ビーフというレシピや,クックパッドに載っているコツをおさえた★オーブンで作る伊達巻レシピに特に助けられました.気負わなくて済む,ひょいと作れてしまう方法を考えられる人を,尊敬します.気負ってしまい結局作らなくなるのでは元も子もないですからね.
実家の母が作った黒豆にも助けられたかもしれません.甘さがちょうどよく,汁ごとつまみ食い(?)してしまうほど気づけば「豆食」しているような.豆はからだにとてもいいような気が実感としてあります.
いろいろな人やものごとに支えられて生きていると実感する元旦の夜.さて,あらためまして,みなさま,
あけましておめでとうございます.
本年もどうぞよろしくお願いいたします.
2017.1.1