2005年4月
4月1日(金)
・まぐろの漬け丼
・野菜と豆腐の中華スープ
・もずく
・いちご
・コーヒー
まぐろの漬け丼は料理研究家・井上絵美のレシピ。しょうゆ大さじ2、ごま油大さじ1、練りわさび適宜を混ぜ合わせたものに、まぐろの切り落とし1,2パック分をしばらく漬け込み、ごはんに乗せる。さらにその上に刻んだ大葉、貝割れ大根、刻みのり、白ごまを振り掛けると出来上がり。レシピ本にはまぐろひとさくを包丁で下ろすようになっているのだが、切り落としと比較してみた結果、簡単だし、経済的だし、味がしみこみやすいということで、切り落としのほうに軍配があがった。またレシピ本ではハワイアン風にポキ丼と名づけられているが、どう考えてもまぐろのしょうゆ漬けの味なので、我が家ではズケ丼で通っている。定番中の定番。洋風料理のイメージが強い井上絵美だが、豚しゃぶ冷奴といい彼女の提案する和風ものが我が家では何度も食卓にのぼることが多い。
中華スープには冷蔵庫に残った野菜をとにかく刻めるだけ刻んで入れた。週末的行為。最後に投入したプチトマトがほどよい酸味を添える。
息子はいただきますの挨拶を終えるやいきなりもずくの入った小鉢をつかんですごい勢いで飲み干した。大好物なのだ。実は私はもずくをそれほど好まず、健康のためにと思って半分無理しているところがある。2歳児に対する行動としては不適切だと重々承知の上で、食べ切れなかった分を息子に食べてもらった。本人どおしはお互いハッピーなので、ま、いっか。
4月2日(土)
・白ワイン
・ごはん
・昨日の残りのスープ
・冷ややっこ
・もずく
・梅干し
・いちご
・コーヒー
やってしまいました。。
夫が職場を変わって物入りなので、ドライブがてら昼間いろいろなところに買 い物に出かけていて、お腹がぺこぺこになり、王将に入りました。空腹時の王 将とは、なんて魅惑的なんでしょう。王将って駅前にありカウンター席で狭い 店内が埋め尽くされているというイメージがあったんですが、ファミリーレストランタイプの王将が存在することを、つい最近知りました。関西の郊外では よくあるタイプらしいです。メニューをちらと眺めて、迷うことなく私はまんぷくセットを注文しました。そこには、焼飯、かた焼そば、ぎょうざ、スープ、鶏唐揚げがついてきます。なんだかたくさんついてものすごくお得感があります。どうせセットメニューだからひとつひとつは量は少なく残す心配はそんなにないだろう、たとえ残したとしても夫と息子がいるから大丈夫だろうと思っておりました。息子にはヘルシー系のきのこ雑炊をセレクトしました。夫は事前に宣言したとおり天津飯、こってりラーメン、ぎょうざを注文するからそれは多すぎだろうと苦言をいいましたが、大丈夫、大丈夫といって押し切りました。結果は、はい、まったく私が間違っておりました。食べ物を無駄に残すことを極端に嫌う夫ですら最後まで食べ切れませんでした。結局、夜になってもお腹がもたれて全く食欲がわきません。息子も特に何も言わずに夕方から寝ています。一番辛そうなのは夫でした。夜10時ごろ、やはりこのまま息子に食べさせずに寝せるのはよくないだろうということでごく軽い食事をとりました。
ダイエットせずに食べるだけ食べ手術で脂肪をとる罰当たりなアメリカ人みたいで、反省しきりです。
4月3日(日)
・白ワイン
・ペスカトーラ
・ミネストローネ
・コーヒー
ペスカトーラは夫の18番。いつも毎回微妙に味が変わるんだけど、今回はもうばっちり決まりました。おいしゅうございました。
4月4日(月)
・ミネストローネのリゾット
・あさりの酒蒸し
・コーヒー
。アイスクリーム
夫が職場の花見で帰宅が遅くなるので、思い切り手抜きに。とはいえ残り物のスープでつくるリゾットやおじやは、何度作ってもしみじみとした味わいになるので、主婦の大いなる味方。息子は3杯もおかわりしました。
4月5日(火)
・白ワイン
・ごはん
・まぐろのレアステーキ、しょうゆバターわさびソース
・大根、たまねぎ、豆腐、わかめの味噌汁
・かぼちゃの煮物
・納豆
・コーヒー
・アイスクリーム
会社帰りにスーパーに寄ったら、たまたま、かたまりのまぐろの特売半額セールをやっていた。久しぶりにケンタロウのまぐろのレアステーキを作ることにする。作り方はいたって簡単。サラダ油を熱したフライパンでまぐろの表面をさっと焼いて取り出し、包丁で切り分ける。しょうゆ大さじ3、バター大さじ2、わさび小さじ1を小鍋で溶かし混ぜたものをかけて出来上がり。ケンタロウのレシピでは、これにこしょうをかけることになってるけど、我が家ではそれには反対。かけないほうがおいしいと思う。
4月6日(水)
・白ワイン
・チキンカレーライス
・ゆで卵
・トマト
・コーヒー
お母さんカレーが食べたくなる。具材を比較的長時間蒸し炒めしたことで、短時間でもなんとかまとまりのある味になったと思う。
4月7日(木)
・白ワイン
・チキンカレーライス(昨日の残り)
・きのことセロリのミルクスープ
・コーヒー
ハウスの「こくまろ」カレーも、やっぱり、作った当日よりも翌日のほうが断然おいしくなる。きのことセロリのスープは大人には好評だったが、息子がほとんど残した。普段そういうのがめったにないし、きのこもセロリも大丈夫なだけに気になる。単にカレーの食べすぎかなとも思うが(自分のをたいらげた後、私のお皿から4分の1ぐらい奪っていった)、しばらく様子をみよう。
4月8日(金)
・白ワイン
・ごはん
・鮭のバターソテー
・昨日の残りのミルクスープ
・白ねぎのカマンベールチーズ焼き
・冷やっこ
・プチトマト
・コーヒー
・クッキー
疲れたのか、乳製品をたっぷりとりたくなる。箸休めとして冷やっことプチトマトを添える。息子は昨日のスープは普通に飲んだ。やっぱり食べすぎだったのだ。
明日はゆっくり休もう。
4月9日(土)
・握り寿司いろいろ
・大根のすまし汁
ひさびさの週末の快晴。それ以外の家事はやらないからなといわんばかりに、ここぞとばかり洗濯機をフル回転させる。庭の白いチューリップと赤いミニチューリップが満開になった。明日の花見が楽しみだなあと午前中を過ごす。
今日は、夫の新しい職場での初土曜出勤かつ彼の歓迎会で帰りが遅くなる日。そういうときこそ、普段食べられないお寿司でしょう。とはいえ夕方から息子が急に熱を出したので、お寿司でも大丈夫かなとちょっと心配したのだけど、杞憂だった。いなり寿司と穴子寿司を1,5人前ほどたっぷりと食べた。食欲があることはそれだけで親孝行だと実感する。
結局、明日の花見はキャンセルに。
4月10日(日)
・焼きビーフン
・豚汁
息子だけでなく私も発熱。夫が次の日も食べられるよう大量にビーフンと豚汁を作ってくれるも、かんでも味がせず、なかなか食が進まなかった。かーと熱が出て、汗を出し、からだのなかから毒素を追い出したい。
4月11日(月)
・ごはん
・豚汁
・焼きビーフン
・納豆
息子はだんだん元気になり、いつものように暴れ始める。それに反比例するかのように私の元気はなくなる。ちょっとは寝させてちょうだい。夫が帰宅後、ちょうど先に食べ終わったので、バトンタッチして2階に上がった。
4月12日(火)
・素うどん
・メロン
・いちご
病人メニュー。息子の調子は相変わらず、ぐずぐずしている。親である私たちもそんなに調子はよくない。うどんぐらいしか思いつかない。病気のときの果物って、おいしいのよね。フレッシュいちごジュースをたっぷり飲みたい。
4月13日(水)
・湯豆腐
・卵雑炊
・いちご
・コーヒー
今週初出勤。代わりに夫がうちで息子の看病にあたる。病院に連れて行ったところ、もしかしたらインフルエンザかもしれないとのこと。再びインフルエンザがはやっているらしく、検査薬が品切れで、本当のところはわからない。今日のメニューは、食欲のなくなった息子が食べられそうなものにした。普段どおりというわけにはいかないが、そこそこ食べてくれる。安心、安心。
4月14日(木)
・ごはん
・鶏のクリームシチュー
・プチトマト
・いちご
・コーヒー
息子がインフルエンザの可能性があるので、今日と明日は会社を休むことに。今週は水曜しか出社していないことになる。たまった原稿締め切りを考えると冷や汗もの。とはいえ夫は絶対休めない状況なので仕方ないのだ。。
ちょっとずつ家族全員が快方に向かいつつある。食欲もわいてきた。それにあわせて、献立もちょっとずつ充実させていこう。
我が家の庭は今たくさんの花が咲き乱れてとてもきれい。今週末には写真をアップしよう。
4月15日(金)
・白ワイン
・ごはん
・肉じゃが
・大根と豆腐とわかめの味噌汁
・卵焼き
・納豆
・梅干
・いちご
・コーヒー
息子もほぼ復活。寝る前と寝起きに咳き込むことと鼻水はまだ残っているが、峠はすっかり越えた。献立も普通に戻る。今日は私の味噌汁を何度もほしがるなど、食欲も戻ったみたい。
飲み残した白ワインにいちごを入れてちょっとつぶして飲んでみたら意外といけた。
4月16日(土)
・薬膳スープカリーの店アジャンタで外食
4月17日(日)
・鶏鍋
4月18日(月)
・鶏鍋雑炊
・豆腐とわかめの味噌汁
・プチトマト
・梅干
・いちご
・コーヒー
一気に3日分更新。
今日は月曜。ひさびさに出社したが、デスク周りががらんとした感じ。人が少なかった。こういうときこそしこしこと20日締め切りの原稿を書く。
食欲はまだ完全に戻らない。ほんとは鱸ときのこののホイル焼きをする予定だったけど、急遽シンプルに雑炊中心のメニューにした。すっかり元気になった息子はこの雑炊が大好物なので3杯もおかわりしたが、親である私たちが疲れ気味なのよね。「ちょっとお。何してるん?暇なん?」「おっぱいぼよよん」と、これを書いている途中も邪魔してくるし。。
4月19日(火)
・白ワイン
・スパゲティ・ナポリタン
・スズキとしめじのホイル焼き
・グレープフルーツ
・コーヒー
昨日の晩から「明日はどうしても喫茶店ナポリタンが食べたいの」という夫の強い主張があり、ここを参考にして初めてナポリタンなるものを自宅で作ってみた。以外と簡単に思い通りの味に仕上がり、家族全員それぞれ満足顔。めでたし、めでたし。
あ、いい忘れたけど、私の「仕事の話」のページのインタビュー集をアップしました。駿河台大学の学生たちの力作をぜひ見てください。
4月20日(水)
・白ワイン
・親子丼
・白菜とにんじんの中華スープ
・納豆
・梅干
・コーヒー
・いちごのショートケーキ
親子丼は長ネギをあわせるのと、卵を入れたらちょっとかき混ぜて火を止めふたをしてしばらく蒸らすのが最大のポイント。とろとろおいしい状態のものが出来上がります。
4月21日(木)
・白ワイン
・魚介のトマトシチュー
・昨日の残りの中華スープ少々
・カリフラワーのクミン炒め
・コーヒー
・フランボアーズクッキー
カリフラワーのクミン炒めは、料理研究家長尾智子のレシピ。カリフラワーは生のまま、弱火のフライパンでクミン入りガーリックオイルでじっくり炒めるというもの。茹でるよりずっと引き締まった味がする。最初作ったときはそのおいしさに感激したものだ。
4月22日(金)
・白ワイン
・ごはん
・鮭のとろーりグラタン
・コーンクリームスープ
・水菜とトマトのサラダ、わさびドレッシング
・冷やっこ
・コーヒー
・フランボワーズクッキー
鮭のとろーりグラタンは、「ケンタロウ「魚!」ムズカシイことぬき!」から。たまーに食べたくなるけど、食べた後は決まって、もうしばらくいいやと思う、超こってり料理。なんてったって生クリームをちょっと煮詰めて、チーズたっぷり振り掛けたグラタンだから、重いのなんのって。でも、そういうクリーム系がやたら欲しくなる金曜だった。このレシピ、息子のゆういちろうはいつもほとんど食べず。彼は和風だしが効いていないとだめみたい。
4月23日(土)
・白ワイン
・ごはん
・麻婆豆腐
・しいたけとたまねぎの中華スープ
・ぎょうざ
・いちご
・コーヒー
夫が作る。中華スープは私よりずっと夫のほうが得意。ささっと短時間でおいしく仕上げるのはなんでだろう。しょうゆの分量が絶妙なんだろうというのはわかるんだけど。私のぎょうざはゆういちろうにほとんど食べられてしまった。
4月24日(日)
・赤ワイン
・ビーフカレーライス
・トマトとルコラのサラダ
日中思いのほか暑かったので、夕方になって庭の草むしりを開始した。夢中になって作業にいそしんでいるとあっという間にあたりが薄暗くなっていることに気づく。そのときお隣さんからぷーんとカレーのいい匂いが漂ってきた。ほんとうはマグロの炙り丼にする予定だったのを急遽変更して、我が家でもカレーにすることに。カレーの威力ってすごい。
実際の買い物と食事作りは夫にやってもらう。なんてったって、今日は夕方までラジコンヘリのフライトに行っており、ご機嫌だったから。4月25日(月)
・赤ワイン
・はまちのお造り
・ごはん
・カレイとごぼうの煮付け
・ほうれん草の白和え
・納豆
・梅干
・りんご
・コーヒー
猛烈に和食が恋しくなる。最近、ご無沙汰だったからかな。昨日の丹波の赤ワイン「鳥居野」が少しだけ残っていたので、何の期待もせずにはまちのお造りに合わせてみたら、以外とおいしかった。えらいぞ、日本のワイン。えらいぞ、近所のコンビニ。おそらく昔酒屋さんだったんだろうなという渋い商品セレクト。4月26日(火)
・ごはん
・豚のしょうが焼き
・大根と豆腐の中華風コーンスープ
・プチトマト
・フレッシュミントティー
・フルーチェ
「土井家の「一生もん」2品献立」を見ながら、まじめに作ったしょうが焼き。ポイントは、肉を焼く前に片栗粉をまじめにつけないこと(つまり両面ささっと片栗粉につけながらフライパンに投入)にあるとレシピには力説されていたけど、そのとおりだった。私が今までで作ったしょうが焼きのなかで一番おいしくできた。家族全員大好きな味。自己流だけではだめだというのをあらためて実感した出来事だった。
4月27日(水)
・冷天おろしうどん
・昨日の残りの中華スープ
・カレーうどん(夫のみ)
・コーヒー
・クッキー
「今日は、カレーうどんとお腹が冷たくなるほど冷天おろしが食べたい」という麺食い夫のリクエストがあり大量にうどんをゆでる。冷天おろしは、香川県坂出にある「おか泉」といううどん屋で食べて感動して以来、夏場の我が家の定番になっている。茹で上がり後、しっかり水洗いしたうどんの上に、てんぷら、大根おろし、刻みねぎを乗せ、つゆを「ぶっかけ」るというもの。「ぶっかけ」の豪華版というところかな。レモンの絞り汁があればなおのことよい。
去年の夏は、ネットでおか泉の生うどんをしょっちゅう注文してたなあ。今年ももうそんな季節か。とはいえ、本店のあの味は再現できないでいる(当たり前だが)。ああ、これを書いているうちに「おか泉」にもう一度行きたくなった!
4月28日(木)
・焼き鳥
・冷酒
・ごはん
・てんぷらうどん(夫のみ)
・しじみの味噌汁
・かつおのたたき
・刺身(平目、あじ)
・ゆでたオクラ
・プチトマト
・コーヒー
・ショートケーキ
わーい、連休が始まると思って、ちょっと居酒屋風簡単メニューに。刺身主体にするとこんなに準備が楽ちんなのね。ちなみに夫も同様の気分だったようで、焼き鳥と赤ワインとゴーダチーズを土産に買ってきた。後者ふたつは、刺身とあまりに合わないので、明日以降のお楽しみにとっておく。それにしても、こう書き出してみると、特に夫は食べすぎのような気がする。今までは自己責任でしょとほとんど気にしなかったが、何か対策を講じる時期にきているのかもしれない。私も含めて。
明日は、庭の草むしり第2弾をおこなおう。
4月29日(金)
・ごはん
・鮭フレーク(瓶詰め)
・たまねぎと豆腐の味噌汁
・オクラのしょうゆマヨネーズソース
・納豆
・プチトマト
・いちご
・コーヒー
今日夫は職場の自分の歓迎会で、お昼はたっぷりと中華とお酒をいただいて帰ってきた。こういうときこそ、夜はあっさりそそくさと済ませるべし。味噌汁はいつもより長めにたまねぎを煮たせいか、胃にやさしいしみじみとした味になった。
庭にバジルを2苗植える。もちろん食用目当て。バジルを育てるのは初めてなのでどうなるか今から楽しみ。できることなら、たっぷりとバジルソースが作れるくらい大きく育ってほしい。
4月30日(土)
・冷酒
・ごはん
・若竹汁
・鮎の塩焼き
・たけのこのさっと煮
・中トロの刺身
・三つ葉のおひたし
・コーヒー
若竹汁は、「辰巳芳子の旬を味わう:いのちを養う家庭料理」を読みながら作った。たけのこの皮の甘皮の部分を細切りにした無駄のない料理法。朝掘りの旬のたけのこを皮からゆでたからこそ可能になった。辰巳芳子さんの書いたものを読んでいると非の打ち所のないお姑さんを前にしている気分になるので、普段は遠ざけているのも事実だが、いざというときに頼りになる。七草がゆのときとかにもお世話になった。
日中何か作業をしていると汗が滴り落ちるほど暑かった。すっかり夏気分。3月に里帰りしたときに、鮎つり名人のお隣さんからいただいた高梁川の地鮎(冷凍もの)を焼く。おいしゅうございました。鮎のことをそれまで「ふーん」としか認識していなかった夫も、高梁のものを食べるようになってから鮎好きになった。息子も好物。
今年のゴールデンウィークは、どこにも行かない分、食を充実させたいなあ。