2008年7月
7月7日(月)
・ビーフカレーライス
・目玉焼き
・スモークサーモン
・マッシュルームとベビーリーフのサラダ
行くまで全く知らなかったが、フロリダのオーランドはディズニーランドやユニヴァーサル・スタジオなどテーマパークの集中している街だった。フロリダ滞在ではその後、学会の合間をぬってホテルからバスで10分ほどのところにあるシーワールドというテーマパークに行った。出資はバドワイザー。なかでもアクアティカというプール施設は圧巻だった。巨大な波が人工的に作られて、その波に乗る感覚を楽しんだり、ウォーターボート(巨大浮き輪?)に乗って滑り台を滑り降りたり、ゆういちろうはもちろんのこと、私もすっかり堪能した。子守している感覚ゼロで、親も心から楽しめる施設だった。前日に夫の知り合いのS先生ご家族と食事をし、そこでアクアティカおすすめ情報をたくさんくださったのだ。ありがたい!
帰国して待っていたのは、植物の引越しだった。6日の日曜は炎天下、旧居の庭の大きく育った植物たちを堀り上げ、新居の庭に移植した。新居の土は固い粘土質でシャベルの歯がほとんど立たなかった。結局、途中から掘り起こすのをあきらめ、裏庭に盛ってある土を切り崩し、植物をぼんと置いて上から土をかける作戦に変更した。うまく根付くかどうか心配。まだ半分ほど残っている。重労働だった。今頃になって筋肉痛に悩まされている。
お世話になった(今もなっている)工務店のサイトに、引渡し前の新居の様子の写真が載っていた(ここ)。ほとんどモノのないすっきりした姿! ひとごとのように我が家に見惚れてしまった。ところが、、、、、今現在の現実の姿は、ごめんなさいごめんなさいという感じだ。ぶた小屋というと、ぶたさんに失礼なんじゃないかと思うほど、ごったがえしている。何がどこにあるかすぐわからないのが、ストレスフルだ。
■追記
そうだ、忘れていた。今回発表した学会には初めて参加したのだけど、大広間で丁寧なサービス付の朝食を食べながら基調講演を聴くという今まで体験したことのないスタイルを持っていて、びっくりした。初日は数学者カウフマンの"Eigen Form"という講演を聴いた。例によって例のごとく英語があまり聞き取れなったので、後から夫に通訳してもらった。ゆういちろうの講演初体験がカウフマン教授のだなんて、ものすごい英才教育をしている感じだ。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第20報)
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7月8日(火)
・昨日の残りのカレーライス
・鯛のカルパッチョ
・目玉焼き
・刻みトマト
すっかり明日だと勘違いしていたが、本日奥村まことさんが工務店のFさんとともにお見えになり、いろいろと家のチェックをする日だった。私も振替休暇をとり、お見えになる前の午前中は、とにかくできる限り段ボール箱を片付けたことは言うまでもない。お二人が到着してからは、質問点や改善してほしい点をお伝えした。たとえば今朝大雨が振って、掘り返した土砂が道路に流れ出てしまうことがわかった。その対策を練った。草を即席で生やして、土止めにしようというのが第一計画。斜面下にもブロックを積んで土を入れ、50センチ幅ほど平らにする計画も実行に移されそう。台所の白木部分の汚れ対策として、サラダ油を布巾に染み込ませて塗ればいいということをおしえてくださった。目からうろこ。OMソーラーの家の住まい方についてもご教示いただいた。大仰に特別なものと考えるのではなく、基本は普通の家と同じ、それにOMがプラスされているだけと考えるようにとのこと。他にもこまごまと打ち合わせ。カーテンは娘さんのまきさん(おりこうおきぬ)に注文しているのだけど、本日大きめの生地見本を持ってきてくださった。どこにもない素晴らしいものになりそう! Fさんは私たちがまことさんと話しているあいだ、黙々と残りの大工仕事(棚作り、室内物干しパイプ渡し)を進めていた。
夕飯は昨日の残りもの中心で簡単に済ませた。
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7月10日(木)
・いろいろきのこ入りミートソース・タリアテッレ
12日のいとこの結婚式に家族で出かけることになっている。ゆういちろうに着せるシャツがない!とのことで、急遽、駅前のイーオンに出かけて白い襟付きのコットンシャツを買った。これに手持ちのおしゃれズボンにサスペンダーをつければピシッと決まることだろう。偶然カーテン売り場の前を通り、新居にふさわしいかわいらしいレースのカーテンも見つけた。薄いピンクの小さなバラの刺繍の入ったやつ。意外なところに掘り出し物があるものだ。夕食もイーオン内の食堂で。イーオン建設に反対していたのに、この変わりようはなんだ。
うちに帰ると、ねんきん特別便が私宛に転送されていた。もれはなかった。
かつよしの調子があまりよくない。疲れが蓄積されているみたい。
あと大事なことを忘れないうちにメモ。7月1日の朝食時にゆういちろうの下の歯が一本抜けた。代わりに大人の歯がその奥に生え始めていた。ぎざぎざ頭を覗かせている。
7月9日(水)
・ごはん
・キャベツの味噌汁
・さんまの塩焼き
・きゅうりの漬物
昼間は鯖の旨み干し焼きで、夜はさんまの塩焼きで、焼き魚づいている日となった。たまにそういうときがあるのだ。解凍さんま3匹で160円。たっぷり大根おろしをつけて、ゆういちろうはばくばくと食べた。
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7月11日(金)
・何を食べたか忘れた
夫婦とも風邪気味で、帰宅後はふせっていた気がする。
7月12日(土)
・冷やしそうめん
従兄弟の結婚式に家族で参加した。ゆういちろうは、式では、結婚指輪を載せたクッションを持って花嫁さんの前を歩くという大役を果たし、披露宴ではカメラマンとなり、デジカメ片手に至近距離まで近づいて(新郎にだっこされたり)ショット。子どもならではの写真が撮れたと思う。Rちゃんの赤ちゃん(5ヶ月)と初めて会った。だんなさんにあまりにそっくりで驚いた。
お昼の披露宴でごちそうを食べたので、夜はそうめんで軽く済ませた。
7月13日(日)
・トマトの冷製スパゲティ
・ミネストローネ
スープは夫、スパゲティは私が作った。玄関に泥が持ち込まれているので何とかしたいと思い、外回り掃除用具と物置をホームセンターで買ってきた。買ったことに満足して掃除はしなかった。アマゾンで本を買うときの感覚に似ていると思った。
7月14日(月)
・白ワイン
・ミネストローネ・ごはん
・スモークサーモン
振替休日をとった。ゆういちろうの退院後の最後の検診があり、病院へ。耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科を回った。そんなに長時間待たされたわけではないのに病院にいくといつもぐったりイライラしてしまう。外は暑くてうんざりした。うちに帰ると元気になった。夕方植物に水遣りをするのは涼しい水を自分にかけているようでもあり、気持ちいい。夕食は残り物を利用して簡単に済ませた。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第20報)
7月15日(火)
・赤ワイン
・ごはん
・なめこの味噌汁
・豚の冷しゃぶ冷奴
・ほうれん草のごま和え
ひさびさにご飯を全部ひとりでまともに作ったような気がする。しゃかしゃかと1時間くらいで出来上がったときは、私もちゃんと主婦になったものよのぉと自分で自分を褒めてやった。
夕食後、井上陽水のアルバムをひさびさに聴いた。なかでも『青空、ひとりきり』はとびきり好きな曲だ。陽水さんの歌声がいつまでも頭のなかでリフレインされて、日常生活に支障が出そうだ。大好きなんだなあ。
青空、ひとりきり
楽しいことなら 何でもやりたい
笑える場所なら 何処へでもゆく
悲しい人とは 会いたくもない
涙の言葉で 濡れたくはない
青空、あの日の 青空、ひとりきり
何かを大切にしていたいけど
身体でもないし 心でもない
きらめくような 想い出でもない
ましては我が身の 明日でもない
浮雲、ぽっかり 浮雲、ひとりきり
仲良しこよしは 何だかあやしい
夕焼け小焼けは それより淋しい
一人で見るのが はかない夢なら
二人で見るのは たいくつテレビ
星屑、夜空は 星屑、ひとりきり
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第20報)
7月16日(水)
・ごはん
・キャベツの味噌汁
・まぐろのレアステーキ、わさびバターじょうゆソース
・焼きなす
昼も夜も魚をメインにした。ここのところ起きている間中ずっと疾走している気がするが、それでも夫から「陸のマナティ」呼ばわりされる。マナティの別名は海牛で、海獣の一種。ぬぼーっと他の人より何テンポも遅い動きをしているそうだ。気は急いているのに、どうも私は表にそれが出てこないらしい。
7月17日(木)
・食前おつまみ:いか明太
・赤ワイン
・ハヤシライス
・トマトとモツァレラチーズのサラダ
・スライスきゅうり
実家から畑でとれたたくさんの夏野菜とたまねぎ、じゃがいもが届いた。きゅうり好きのゆういちろうは箱を開けるとさっそく洗って何もつけずにぼりぼりとかじりだした。従姉妹のKちゃんからめんたいこが届いた。夫はおいしそうにいか明太をおつまみにビールを飲んだ。
ケーキを2つも食べた。午後はVR学会実行委員のミーティングがあり、思いがけずそこでケーキが出された。夜は保険屋さんが手土産にケーキを持ってきてくれたので、お茶といっしょにそれをいただいた。まだ冷蔵庫には2つある。ものが集まるときは不思議と一度に集まる。
長崎の母がトイレにひとり起きたとき転んで、骨折してしまった。今は別の病院に入院して、治療にあたっている。金曜から夫は長崎入りして、病院の先生に話を聞く予定だ。ゆういちろうと私は留守番。
■追記
ひさびさに海野和男さんの小諸日記を開いたら、モクメシャチホコの幼虫の写真が載っていてびっくりするとともにすっかり魅了された。ものすごいファッションセンスのぶよぶよした幼虫のくせに、いっぱしに怒ってこちらを威嚇しているのだ。好もしい。そういう人になりたい。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第20報)
7月23日(水)
・日本酒
・天ぷらそば
・焼きなす
・プチトマト
新居のパソコンがようやくインターネットに常時つながった。これでようやく落ち着いてうちでも仕事ができると思いきや、明日から予感研究所2の展示のため東京の科学未来館にしばらく出張する。前回の展示では、フィールドワーク中のためほとんどその場にいなかったが、今回はほぼ常時いるようにして子どもたちにちゃんと自分の声で説明しようと思っている。私たちの研究場合、「作品のデモ」で子どもたちを納得、楽しませることはできない。だから、代わりに、一生懸命に熱っぽく説明するしかない。伝わるものがあればいいのだけど。
子ども向けのポスターを作っていたら、頭が発散して、まだ最後がうまくまとまらない。いつのまにか大人の先生向けになっていて、書いては消すをしている。
最近は麺類主体の食事ばかり。暑いので、噛むのすら億劫、つるつるとお腹にものを入れたい気分なのだ。
この1週間も日記は書かなかったがいろいろあった。『崖の上のポニョ』を2回も観にいったし、保育園のママつながり、ピッコロ劇団の木全晶子さん主演の『夜のキリン』も観にいった。ご好意でゆういちろうも客席に滑り込ませてくれた。もう劇場も映画館も大丈夫なようだ。食い入るように、舞台やスクリーンを見つめている。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第20報)
2日分まとめて更新!
7月24日(木)
・レタスチャーハン
・鶏の唐揚げ
前日の日記で、明日出発と書いたが、間違い。まだこの日は奈良にいて、展示準備に手間取っていた。最近スケジュールを1日勘違いすることがやたら多い。呆けるにしては規則正しすぎる気がする。
機械に振り回されっぱなしの1日だった。なぜポスターをプリントアウトするのに2時間もかかるのか。昔のマックに映像を入れるのにこんなに苦労するのか(結局最新のものはあきらめた)。おーいやだいやだ。
夕食はイーオンで適当に食べた。ゆういちろうにはなんか申し訳ないことをしている気がする。
7月25日(金)
・懇親会メニュー
科学未来館のあるお台場に11時に着くために、朝5時半に起きた。現地ではとくに大きなトラブルもなくセットアップは終わり、内覧の時間までたっぷり暇ができた。本を3冊持ってきて助かった。
5階のカフェの真横のとっても目立つところで展示をすることになっている。ただし一般公開は明日からなので、今日の内覧は奥まった隠れスペースに仮設置しておこなった。完全に死角になるところで、そこに何かが展示されているとは誰も思わなかったようだ。ぼーっと待つこと数時間。わざわざ探し当てて話を聞きに来てくださった先生がいて、ありがたかった。
夜は懇親会をはしごした。ホテルに着いたのは午前様ぎりぎりの時間。ねむねむ状態、まぶたが重い。歯磨きしてもう寝よう。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第21報)
7月26日(土)
・温野菜サラダ
・パルメザンチーズのリゾット
昨日とはうって変わって、展示終了後はこの辺の埋立地の植栽の様子を観察すべくひとりで国際展示場まで散歩し、そのあとゆりかもめに乗ってホテルまで帰ってきた。夕食はホテル近くの食堂で食べた。私の胃が拡張しているのか一皿の量が圧倒的に少なく感じられた。もう一品と思って肉か魚のメイン料理を探したが、あいにくメニューになく(パスタやピザをメインにする店だったのだ。。)、あきらめて珈琲を頼んだ。リゾットの後にスパゲティを注文するのははばかられた。だって女子だもん。
たくさんの知り合いの研究者のご家族連れに遭遇した。子どもさんはみなかわいかった。ふだんは、あいつらなんだよと子どもに対しては言いたいことが山のようにあるのだが、自分が実は大の子ども好きであるのではないかと思った。子どもを見ているとなんか胸がきゅんとなる。それとも科学未来館にやってくる子どもさんがお行儀よくて大人から見てなんだか健気でかわいく見えるのかなあ。
ここへ来る前はほぼ常時自分の展示の前にいようと思っていたが、他の人たちが何をやっているのか気になり、見て回り始めたら面白くてたまらなくなった。これまで自分の研究のことばかり考えていて、あまり他の人の研究成果を見て回ろうという気が起こらなかったのだけど、今回はインプットがここちよいときみたいだ。とくに同じさきがけ同期の串山久美子さんの微小鉄球を磁石で制御する硬軟感覚ディスプレイの気持ちよさに子どもたちに混じってすっかりはまってしまった。
同じく同期の橋本典久さん(祝パノラマボールビジョン成功!)のとこに足しげく通い、自宅に飾りたいと思っている超高解像度人間大昆虫写真のことをあれこれ打ち合わせした。大人の大きさの昆虫写真は怖いので、実際には子ども大の大きさにしてもらう予定。ゆういちろうにとっては自分の成長と昆虫の見た目の大きさが反比例していくことになるであろう。昆虫や動植物をモチーフにしたものは大好きで、飽きずに見とれてしまう。ただしこのままでは、自分の展示そっちのけで全然別の恐竜展にまで行ってしまいそうで、さすがにそれでは何しに来たのかってなるので、自制が求められている。
午後はCRESTの藤幡正樹チーム主催のシンポジウムに聴講に行った。大変ためになった。ロボット、建築、植物と芸術、自分の研究や生活に直結する問題が語られていた。今更気付くなよとつっこまれることを覚悟で言うが、私は自分でものを本当の意味で深く考えたことがないのではないか。いつも本気でものを考えている誰かに寄生して、思いっきり助けられて生きてきた気がする。壇上にいる方々の白熱した議論を聴いていると、すっかり未熟な学生気分モードになってしまった。この手の悩みは大学院時代に卒業しておくべきなんじゃないかとか、ひとりつっこみを入れながら、自分でものを考えるとはどういうことだろうかと、今更ながら考え込んでしまった。
日常の家事のわずらわしさを離れて、そんなこんなを考えながら散歩したり、長風呂したりしている。ゆういちろうとかつよしさん、どうか留守中をくれぐれもよろしく頼みます。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第21報)
7月27日(日)
・生ビール
・餃子3種類(ニラ餃子、大根餃子、ほうれん草の餃子)
初日の打ち上げで入った「餃子王国」という中華料理屋さんでは、肝心のおいしい餃子を心ゆくまで食べられなかったので、今日再訪問した。餃子だけで満腹になった。こういうわがままな食べ方が出来るのも出張の身軽な身ゆえ。この出張について、実家の母から電話で、「たまには羽を伸ばしたら。でもくれぐれも伸ばし過ぎないように」と言われたことを思い出した。
熱心に話しを聞いてくれる科学好きの男の子(13歳)がいて、私もだんだんノッテきて、ウルフラムのクラス4の話まで持ち出して、自分の研究がいかに大切なことをついているのか熱く語り合った。一緒に来ていた弟くんが途中から話について来るのを諦めてベンチに座ったたのだけど、このまま話を止めることはできないとべらべらと話し続けた。その後、お兄ちゃんのほうがやおら弟に向かってべらべらと英語で解説し始めてびっくりし、訳を聞いたら、ハワイ在住で夏休みの間だけ日本に帰ってくるようにしていて、自分は4歳まで日本にいたから日本語がしゃべれるけど、向こうで生まれ育った弟はほとんどしゃべれないと説明してくれた。誰がそんな状況設定を予想できるだろうか。展示をするといろいろな人に出会えて面白い。
世の中にはいろいろな人がいるということなのだけど、このようにたくさん話し合うことができ、こちらも大変いい刺激を受ける人が他にもいたかと思えば、「結局、あなたのいう乱雑さって具体的には何を指すんですか」とイライラした感じで聞き返してくる人もいて、こういう人の後は、しばらくぐったりしてやる気を失くしてしまう。
須永剛司先生のワークショップの様子を、昨日と今日、何度か覗いた。ワークショップのつまみ食いは無理だということが分かった。フィールドワークのことを思えば当たり前で、持続して体験することが重要なのだ。子どもたちは初日と今日とでは全然食いつき方が違っていたけど、いったいどんなことが内的世界で起こったんだろう。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第21報)
2日分まとめて更新!
7月28日(月)
・グラスワイン(赤)
・フレンチディナー
知人のプログラマーがわざわざドーナツと本の差し入れを持って、展示を見に来てくれた。いただいた本は、ランディ・パウシュというヴァーチャルリアリティ研究の第一人者が余命半年と宣告されてから書いた『最後の授業』というもの。私は全くの不勉強で知らない人だったのだが、「Alice (アリス)」という3Dグラフィクスプログラムを開発したうちの一人といえば、ピンとくる方もいるのかもしれない。奇しくも、このお台場の展示が始まった7月25日に47歳の若さで亡くなったらしい。6歳と3歳と1歳半の子どもたちをおいてこの世を去らなければいけない人の気持ちはできたら想像したくないのだが、結局読みふけってしまった。
現場ではデータ解析結果の解釈の仕方について話し合った。そうか、この話は新しい学習論としてまとめればいいんだ。感謝!
7月29日(火)
・握り寿司
朝から頭とまぶたが重くだるく、調子が悪かった。でもいったん科学館にPCの電源立ち上げに行き、前から予約していた「スタジオジブリ・レイアウト展」を東京都現代美術館に見に行った(これも仕事のうち!)。暑さと人の多さにすっかりやられた。帰りは展示会場には向かわず、いったんホテルに戻って休憩をとった。 交代要員の助手さんなしでひとりでやっていて、5日目の今日、疲れがたまっていたのだと思う。
PC電源を落としに、日差しの強いなかふらふらと現場に向かった。誰かがキーボードを半壊しているのが発覚。修復可能だが、誰だ、こんなことしたやつは! 今度遭ったらお仕置きしてやる。これで現場から離れるのが危険であるのが十分理解できた。
夜涼しくなるとだんだん元気が出てきた。今回アドヴァイザーの先生から絶対見るように勧められた三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』のレイトショーを見に行った。前半何度も大笑いしたら、頭痛がなくなった。不思議。
明日で終わり、事故のないよう明日こそはしゃきっとがんばろう。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第21報)
2日分まとめて更新!
7月30日(水)
・缶ビール
・ミックスサンドイッチ
展示最終日。前日のからだの異様な重さは何だったのというくらい、この日は充実して動き回れた。やっぱり少し休んだのがよかったのかもしれない。
さきがけ同期の武藤努さんの動く光る玉Optical Trajectory 2が前日にテレビで紹介されたそうで、それをみた幼稚園児くらいの男の子が「あの光る玉のとこに行く」と言ってきかず、遠くから電車を乗り継いでやってきたというご家族もいた。どんな様子か見たかったので現場まで案内した。「これ欲しい〜!!」ととっても楽しんでいた。
午後は、CREST田村秀行チームのシンポジウムのなかの『ALWAYS 三丁目の夕日』で知られる映画監督の山崎貴さんの招待講演を聴講した。PreVizやVFXなど映画作りで利用されるデジタル技術の概要を知ることができた。
展示終了間際に、内田しげ美さん(ダンサー)と知り合いになった。さきがけ同期の渡邊淳司さんの知り合いの知り合いということで、仕事帰りに寄ってみたそうだ。初対面なのに話が弾んだ。面白い方だった。そしてとても親切だった。撤収作業を手伝ってくれ、おかげで私は早く帰ることができた。
夕食は、帰りの新幹線のなかで軽く済ませた。
7月31日(木)
・白ワイン
・前日の残りのミネストローネ
・スパゲティ・ペスカトーラ
・たらのレモンバター焼き
夫が献立を指定した。たらのバター焼きは私が作り、スパゲティは夫が作った。スパゲティがとてもおいしかった。風呂に入ったり、後片付けや洗濯干しなど家事をしていたら、あっという間に夜中の1時半になっていた。あっという間に主婦に戻った。皿洗いをしているとき無心になりいいアイデアが浮かぶことが多いよと奥村まことさんが教えてくれた。私にもいいアイデアが降りてきてくれたらなあ。
SAVE BURMA! (ミャンマーサイクロン第21報)