料理ネタ


2008年11月

11月1日(土)

・かにすき鍋
・〆うどん

ぐっすり眠って朝目覚めると、体中が痛かった。いわゆる筋肉痛のような痛みだ。全身の筋肉を使って原稿を書いていたのか!? きっと力みまくりの提案書になっているのだろう。昨日31日の5時締め切りのところを、4時52分に電子申請した。4時半の段階でまだ書き上げていなかった。なんともいえない重たい空気。「送信」ボタンを押すときひさびさに手が震えた。

今日は快晴だった。家の土手の草刈をした。基本的には芝草の穂の茎部分を中心に刈った。もともと今日ぐらい決行しようと思っていたのだが、大量の綿毛が風にふわふわ飛んでいるのを見て、ご近所で迷惑に思う方が一定以上出てくる前に決行せねばと気持ちに拍車がかかったのだ。刈りがいがある土手だった。買ってきて植えた草木やもともと生えてきた雑草で刈りたくない愛らしいものが点在しているので鎌(かま)を使って丁寧に刈った。電動草刈機を使った場合よりも、絶対優しく感じのいい雰囲気が出たと思う。草刈後も下草がそよそよ風になびいているから。

草刈をしているとご近所の方と立ち話をする機会に恵まれる。今日はといえば、土手に植わっているウィンターコスモスが最近愛らしい花をつけているせいで、たいていこの花は何?という感じで話しかけられた。端正な和風の庭のお宅の奥さんがさらに話を進ませて、自分の庭にもどこからともなく種が飛んできた一本立ちのススキがあり冬枯れの様子もきれいよとおしえてくれた。暗にススキは刈らなくてもいいと言ってくれているようなものだ。もともと刈らずに置いておこうかと思っていたのだけど、これで心置きなくそうすることができる。庭や植物の好きな人は他のうちの庭も愛でているのは真実のような気がする。お互いに緑を見せて借景しあったら、境界線をめぐるトラブルは確実に減ると思う。

夕食はなんちゃってかにすき鍋になった。ロシア産の立派な甲羅のボイルズワイガニ(激安)を使ったら、本当に身がすかすかで、出汁もほとんどでなかった。添え物程度に入れたカニと白子のすり身団子のおいしかったこと。カニの悲劇。



退廃的な食卓の上。先週お土産にいただいた花のなかに、青インクを染みこませたバラがあり、それが枯れかけるとますます退廃の美をかもし始めた。こういうのを見ると、自然に生えた草花も好きだが、いくところまで人工的にこねくり回した花も好きだなあと、自分の趣味の両極端ぶりというか節操のなさに気づかされる。植物に関しては、○○風と嗜好傾向を固定化したくない、なんでもあり!の状態でいたいのだと思う。人に対する態度もそのようでありたいのかもしれない。



ゆういちろうと近くの公園を散歩していて見つけた、やたら主張の激しい鶏頭の花。赤が目立っていた。うちの庭も木をどうするかがだいたい決まった後は、いろいろと草も植えようと思う。秋は鶏頭、ホトトギス、吾亦紅(われもこう)、夏は鳳仙花(ほうせんか)や松葉牡丹、子どもの頃よく見たありふれた園芸種を植えたい。

幼児記憶は大切だ。実家は子どもが自由に出入りできる庭では決してなかったが、祖父母がそれほど広くない庭の隅々まで楽しそうに仕事をしていたので、大人になったら自分も好きなようにできる庭を持ちたいと思っていたものだ。適度な抑圧は自由を希求する人間を作るのかもしれない。そして恐ろしいことに自由とは、抑圧に対する単純な反発から生まれるものでは決してないのかもしれない。子どもの頃は洋館で芝生のある庭に憧れており、どうしてうちはそうじゃないのかと不満に思っていた。たまに口に出すと一喝されるので、そのうち言わなくなったが、やっぱりずっと洋風に憧れていた。で、いざ自分が庭を好きにできる時が来ると、分かりやすく洋風にしたり和風にしたりするのを極端にまで避けている。庭は作り手の精神世界を現す。私はどのあたりで屈折したのかな。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月2日(日)

・白ワイン
・あさりのスパゲティ
・ミネストローネ
・ルコラとマッシュルームのサラダ

夫とゆういちろうが仏徳山へラジコンヘリ飛行に行っている間、私は宇治市の植物公園で一日中植物の実地勉強をした。いつかは庭に植えようと思っていた憧れの植物が関西ではあまり元気がないことが分かったり、思ったより大きくなりすぎて手に負えない木であることが分かったり、いろいろと勉強になった。

仕事が一段落して、家の周りをゆっくり歩いてみる余裕が出てきた。家自体がとても「強い美しさ」を持っているので、よほどこちらのセンスが悪くない限り、周りに何を置いても変な風にならないという安心感がある。いろいろと好きなことを試すことができて、とっても楽しい♪ ただいま目指すは、ジェントル・ディスオーダーねと夫に言ったら、虫の居所が悪かったのか頼むからあっちに行ってくれと真顔で言われた。



前庭の中心に植えた桂の木。研究所の沼近くにも桂が2本植わっていて、ちょうど食堂からその四季折々の様子がよく見えて、とにかく前から好きだった木。庭の桂は今年掘り上げられ、うちに連れて来られたので葉っぱがほとんど落ちてしまったが、来年のこの時期はきれいな黄葉を見せてくれることと思う。



朝の光を浴びる裏庭の木々。しばしうっとりと眺めた。手前からレイランドヒノキ、イチイ、写真では見えにくいけど築山の上のジューンベリー。



土手に咲いたウィンターコスモス。2匹の蝶々がさかんに蜜を吸っていた。昨日刈った草を放っておいたら、はや干草状態になっていた。



お気に入りの宇治市の花屋さんに立ち寄った。そこで飼われている犬。老ブルドック(オス)。駐車場の主。車を待ち合わせる15分ぐらいの間、この犬と私は二人きりになった。とても気になる存在だった。



花屋さんで手に入れた草花。明日、白いクロッカスの球根と一緒に寄せ植えにするつもりだ。頭のなかは来年の春のことで忙しい。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月3日(月)

・湯豆腐
・刺身の盛り合わせ
・〆雑炊

連休最終日。生協で買ったみかんがとてもおいしく、ほとんどゆういちろうに食べられた。もう夏は昔のことだ。あっさりしたものが食べたくなった。昆布だしにたくさんきのこや野菜を入れた湯豆腐にした。

1日中、庭いじりをした。この3連休は、私、ガーデニングブログランキングに登録しようかしらと思うぐらい、とにかく庭のことばかり考えていた。ゆういちろうと夫はラジコンヘリの組み立てに夢中だったし、誰かを犠牲にすることなく家族それぞれが趣味に埋没できた幸せな連休だった。地植えや草刈もやったけど、振り返ってみると今日は鉢植えがメインだったかな。鉢植えををいじっているとベランダー時代の涙ぐましい努力のことををいろいろと思い出した。



玄関脇に置いた鉢植え。向かって左がムスカリ、右がパンダスミレ、ランナーでどんどん増える宿根草タイプのスミレ。周りに生えている雑草は、母子草、盗人萩、カヤツリ草。最も右にある石は、木を植え付けるため、土を掘り起こした際に出てきた大きな石。そりゃあシャベルの歯が立たないわ。



昨日花屋で買った草花の手前に早咲きクロッカス(クリーム色)を入れ込んで仕上げた寄せ植えの鉢。同じく玄関脇に。



こちらは玄関向って左脇にある三角コーナーの様子。前のマンションや借家からずっと持ってきている古株の鉢たちを中心に置いている。祖父の作ってくれた豆鉢もたくさん置いているけど、写真では環境に融けこんでよく見えない。手前の朝霧草が元気いっぱいだ。



ずっと庭仕事をしていたら、お向かいのお宅のご主人が「精が出ますねえ」と言って、自分のうちに生えた白百合の種をお裾分けしてくれた。これを撒いて2年もすれば球根化して花が咲くのだそうだ。うるわしいリリーの丘にすべく、土手を中心に撒こうと思う。夏に長崎・五島の教会に向かうとき、道路沿いの土手にたくさんの白百合が群生していて、それはそれはきれいな風景だったのを思い出した。そういう風景を作りたい。うちの前のスペースは、ご近所に方々にとって美しくて親しみのある半公共的な土手にしていきたい。それが私の夢だ。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
2日分まとめて更新!

11月4日(火)
・赤ワイン
・ビーフカレーライス
・スモークサーモン
・ルコラとマッシュルームのサラダ
・ゆで卵

友人を招いての食事。ふと思い立ったら吉日、いっしょにカレーを作ったり、DVDを見たり、楽しい夜を過ごした。ゆういちろうは4人で一緒にお風呂に入ろうと大胆提案をするなど、とってもなついている。また来てね。


11月5日(水)
・天一のこってりラーメンにんにく入り
・チャーハン
・餃子

夫が今日はどうしても天下一品(通称天一)のこってりラーメンが食べたいと主張するので、近所の押熊店に行った。たまにどうしようもなく食べたくなる味。私も「これよ、これ」という感じで、しばし無言でラーメンに集中した。至福の時間だった。

ふと気づけばと、わざとらしく気づいたふりをして逃げてしまいたい気分山盛りだが、提案書作成が終わってほっとしている場合ではなく、明日と明後日は研究所の年に一度のオープンハウスがあり、週明け10日(月)はさきがけファンドの終了報告会も兼ねる第2回領域シンポジウム「表現の未来へ」での発表がある。私は100%公費を使って研究と生活をしている身の上だ、これは逃げるのことのできない義務だ。今週はその準備にざわざわとせわしない。

9日(日)夜はさきがけ同僚の野口靖さんのインスタレーションを見に、新宿歌舞伎町大久保公園に行くつもりだ。その名も「思い出横丁からアートする:パブリックアートからコミュニティデザインへ」。もちろん無料である。

個人的なビッグニュース! なんとうちの庭にイタチがいたのだ。夫が桂の木の下にいたところを発見した。その後、駐車場に向ったところ、小鳥たちに突き回されて逃げていったそうだ。きっと卵かなにかを狙ったのだろう。最近、寝ていると寝室の壁の下のほうからカリカリカリカリと音がして、壁を叩くとピタっと音が止む。人間(泥棒)の仕業ではなさそうだけど生物的な意図を感じさせる不審な音がしていたのだ。その原因はイタチの可能性が大。犬や猫のほかにイタチもいたとは。ニュータウンというのに動物王国化している我が家であった。餌となるでっかいコオロギもたくさんいるし、彼らにとってきっとうちは埴生の宿なんだろう。

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11月6日(木)

・前々日の残りのカレーライス(小)
・コーンクリームスープ
・ベビーリーフサラダ
・ゆで卵
・サーモン刺身(少し)

残り物を利用した簡単食事だった。カレーは少し重たかったのだが、簡便さの誘惑に負けた。昨晩のラーメンはとてもおいしかったけど、食べすぎで今も胃もたれがずっと続いている感じがして困っている。私がしっかりしないといけないのに、実家の母の作るあっさりした料理が食べたいと、里心がついて仕方ない。ママー

オバマ氏の演説はすごくかっこいいなあと思いつつ、心はといえば、周りに悪漢が潜んでいるんじゃなかろうかときょろきょろそわそわざわざわして全く落ち着かない。失いたくないという、人を不安にさせるかっこよさ。ブッシュ現大統領とは大違い。なんで私が心臓をどきどきさせているのだろう。

保育園にゆういちろうを迎えに行くと、猿が出没しているらしいので注意するようにという張り紙が出ていた。昨日のイタチといい、この辺の森がおかしくなっているのだろうか。春日の原生林は大丈夫なのだろうか。

日中仕事に忙しくしている合間に(明日こそは絶対に発表パワポを仕上げるぞ!)、断続的逃避的白昼夢的に庭のことを思う。明後日、土曜は、ツリバナの苗木とチューリップの球根が届く予定で、植樹のときのことを夢想する。買い置きしておいた球根類の芽が出始め、早く土に埋めてしまいたくてしょうがない。イロハモミジの根元には地味だけどいい匂いのする日本水仙の球根を植え込む予定。

西向きの裏庭の築山にはミツマタも植えたいんだよなあ。西にお札の原料となる黄色い花を咲かせる木を植えるなんて、借金をすぐ返せそうで、なんだかすごく縁起がよさそうだもん。と、かなり本気の願望もこの際正直に書きつけつつ、なんで急にミツマタ熱に取り付かれたかについても書いておこう。先週宇治市の植物公園に行ったときミツマタがたくさん植えてあるのを知り、葉っぱの感じが好みだったのと、ジンチョウゲ科でとてもいい香りの花を早春に咲かせるとネームプレートの説明書きに書いてあって、今すぐにでも植えたくなったのだ。単純な生き方。大麻栽培するより全然ヤバクないでしょう。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月9日(日)

・赤ワイン(グラス)
・プティフのカレーライス
・牡蠣のバターソテー

東京出張初日。明日の発表に備えて、ホテルは本郷にとった。この辺も様変わりしていろいろな食べ物屋さんが出来ているが、結局ひとりで新しいところに入る勇気もなく、夕食は近くの学生時代によく行ったプティフという欧風カレーの店で食べた。学生のときと違うのはサイドディッシュとワインをつけたところだ。ソー・ゴージャス!

以下本日の流れを備忘録として振り返る。



新幹線で品川駅に着き、まず向かったのは東大の駒場博物館だ。岡田猛さんの主催する展覧会「behind the seen アート創作の舞台裏」を見に出かけた。ゆっくり見ることができて、大変よかった。とりわけコンセプチュアルアート作品は、解説の充実というか制作プロセスも開示してくれれば、より親しいものになるということを感じた。同博物館所蔵のデュシャンの大ガラスを見て、イメージを沸かせて作品づくりをされた篠原猛史さんの制作ノートは、誤解をおそれずにいえばとてもチャーミングな独白群で構成されていた。私もワンチャプターを担当した本『アート/表現する身体』も参考図書として並べてあったのはうれしかったなあ。上の写真は、博物館から出て正面玄関を潜ると見えてくる大ヒマラヤスギの姿である。



その次に向かったのが、野口靖さんが中心になっておこなっている新宿大久保公園内のイベントである。大久保公園がこんなに殺伐とした反・癒しの空間だとは知らなかった。繁華街のゼロポイントのようにそこだけぽこっとコンクリートで固められた地面があらわになり、周辺にまばらに木が植えられている、とても「公園」には見えないところだった(写真参照)。地面には謎の白線も引かれてあった(バスケ用?)。でもうまくいえないけど不思議な魅力があった。「僕、こういうところ好きなんです、この辺を歩く人たちみんなうつむき加減だし」と野口さんも愉快なことを言う。平日夜は、人が住み込み目的で入ってこないよう閉鎖される場所とのこと。継続的におこなうプロジェクトなので、次回から炊き出しをやってホームレスの人々からも新宿の街のヒアリングを少しずつおこなえればと「甘い夢想」をしばし話し合った。



イベントの帰り道、新宿の街角の花屋さんにフェルトで出来たクリスマスピックが売られてあって、思わず6本も衝動買いしてしまった。庭の芝生に内緒でつき立てたら、ゆういちろうは喜ぶかなあと思ったのだ。

ホテルに戻る前に珈琲屋に立ち寄ったら、うつむいて歩くことなどないであろう若い男性二人が、「甲州ワインで初めてうまいやつを見つけたんだ」などと、ホントどーでもいいことをこれでもかと気取ってしゃべっていた。趣味の合う人どうしホームパーティかなんかで披露すればいい話で、わざわざそこで他の人に聞こえるように話さなくてもいいのにと、すっかり気持ちが引いてしまい、早々とその場を切り上げた。私はアーチストと一緒にいるか、アートとは全く無縁のところで正直に生きている人たちと一緒にいたほうが気が楽だとつくづく思った次第である。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月10日(月)

・懇親会メニュー

第2回領域シンポジウム「表現の未来へ」に出席した。五十嵐健夫先生の完璧で淀みないプレゼンテーションにすっかり圧倒された。開発されたものもすごいのだが、なんであんなに上手に人前で絵を描きながらしゃべることができるのだろう。次にさきがけメンバーの発表があったのだが、開始前の休憩時間みんなでこの後じゃあしゃべりにくいよねえと情けないことを言い合う。そして案の定というべきか、よりによって私のプレゼンのときはパワポがフリーズし、最後の2枚のスライドをお見せすることができず、しどろもどろになって終わってしまった。この差はいったい。。。。でも発表後わざわざ興味を持って聞きに来てくれた方もいて、励まされた。つたない発表でも誰かの興味を引いたというのは、喜ぶべきことだ。プレゼンの反省点の整理は明日にまわし、今晩は思い煩うことなく眠りにつこう。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月11日(火)

・ミネラルウォーター
・まい泉のカツサンド

渋谷でこまごまと所用を済ませて、奈良に戻ってきた。品川の駅ビルのなかでまい泉のカツサンドを買い、新幹線のなかで簡単な夕食を済ませた。あまりビールの気分ではなかったので、無理して飲まずに、水と一緒に合わせた。駅ビルのなかには上品でおいしそうなお弁当もたくさん売られていたのだけど、3列席の真ん中のB席で周りを気にしながらひとりちまちまと箸を口に運んでいるとかえって食べた気がしないような気がして、結局止めた。普段単独行動が大好きなくせに、こういうときは誰かと一緒だったらと思うのであった。さらにいえばグリーン車だったらなおのこといいのにと分不相応なことを考えるのであった。(一刻も早く帰りたかったら真ん中の席にしたけど、要は、ちょっと苦手なタイプの人たちに挟まれすっかり疲れてしまったのだ。)

以下、思い出用写真記。



109前の交差点付近の様子である。これにスピーカから大音量で音楽がガンガン流れていると思ってください。渋谷の雰囲気がとても出ている!とまるで「外人さんの気分」で眺めてしまった。



昼間1時間ほどあいだが空いたので、東急本店の屋上の花屋さんに寄ってみた。葉牡丹のリースがとてもきれいだった。欲しかったけど、あいにくうちには飾る場所がないのであきらめた。いったいどんな人がこんなきれいな組み合わせを思いつくんだろう。写真ではちゃんと伝えられなくてもどかしい。実物はもっとため息が出るほどきれいだったです。



帰宅して着替えると、ゆういちろうはついさっきまで私が着ていたカーディガンをはおり、パンダ帽子をかぶってひょうきんなポーズを取ってばかりいた。私はその都度写真を撮らされた。さすが運動会のリレーも勝敗よりもカメラ映りを気にする男だけのことはある。



その後、かくれんぼごっこをした。本人のなかではこれが隠れたつもりなのだ。自分の目をおさえて顔を見せないでいると、他の人も自分のことは見えないと思っているらしい。「あれゆういちろうがいない。どこにいったんだろう」とセリフまで指定して私に言わせる。もろ見えなのだがこれを言わないとすこぶる機嫌が悪くなるので、言われるがままにセリフを言うのだった。いつ本当のことを言えばいいんだろう。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月12日(水)

・ピリ辛にんにくラーメン鍋

保育園の個人懇談会がある日だった。夫は休めないので、代わりに私が有給をとった。気持ちに少し余裕が出てきたので、新しい料理を作ってみた。

今月のNHKテレビテキスト「きょうの料理」の2つの特集は私の食指を刺激するものばかりで、1週間ほどまえに生協で思わず買ってしまった。ひとつは「今年の鍋はひと味違うシンプル鍋物改革!」、もうひとつは「寒さに負けない!野菜たっぷり豚肉おかず」。で、最初に紹介されているのが野崎洋光さんの「牛肉の黒こしょうしゃぶしゃぶ」、おいしそうでしょう?

徹夜明けでふらふらになりながら夫が早めに帰宅し、そのテキストをぱらぱらとめくり、26ページの「ピリ辛にんにくラーメン鍋」を食べたいとおっしゃる。おっしゃ作ろう!という気になった。結果は、ありがたいことにとーってもおいしかったが、私たちには量が多すぎた。たぶんもう一度作ってみることはないんじゃないかな。ものすごくおいしいのに1回でいいやと思ってしまうものと、何度でも作りたくなる料理との違いって何だろうと、しばし考えたけどいまだ納得できる考えに至らず。



個人懇親会(面談)のときにくるみ先生と一緒に座った椅子と机。机のイラストが愛らしいなあと思ったら、なんと去年の年長児クラスさんの卒園制作のひとつだった。面談に使わせてもらったのは秋のイラストで、他の季節にあわせた机があと3つあった。すっかりほのぼのとした気持ちになった。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月13日(木)

・白ワイン
・スパゲティ・トマトソース
・鶏の塩網焼き
・ルコラとマッシュルームのサラダ

就学前健康診断のため入学予定の小学校にゆういちろうと行った。有給2日目。偶然本日、大学教員公募の不採用通知が届いたしね。もうこうなったらせっかくなのでのんびりした気分で過ごそうと思った。



小学校の体育館と校舎を結ぶ渡り廊下付近。ゆういちろうはここでいろいろなことを体験することになるのだろうなあ。



帰り道は、いつもの道ではなく、このあたりの大きな町ブロックをぐるりと一回りして帰った。帰りは基本的に下り道中心で、ゆういちろうは自転車に乗ってすいすい気持ちよさそうだった。あるお宅の前に紫立つピンクの花が咲き誇っていた。



自宅前の道を上から見下ろすと、向こうのほうに緩やかに伸びる山の稜線が見えた。夕方4時半ごろ。とてもきれいだった。日没前のちょうどいいタイミングだったのかもしれない。こんなによく見えるとは知らなかった。普段は通勤や保育園の迎えなど暗くなってからでないと出歩かないからなあ。これからは散歩の機会を増やそう。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月14日(金)

・紹興酒
・塩ちゃんこ鍋
・〆卵雑炊

市販のつゆパックを利用して、夫が作ってくれた。雑炊は私が作った。卵の火の入り方とごはんとスープの分量がばっちりバランスよく決まった。ゆういちろうもお代わりしたし、気分よし。



ひさびさに研究所に行くと、桂の葉っぱがほとんど落ちていた。今年ははらはらと落葉する姿を見ることができなかった。残念。剪定したばかりの植え込みの下を見ると、びっしりと草が芽吹いていた。よく見ると怖いくらいだ。小さいけどものすごい潜在力を持っている土の感覚をひしひしと感じた。



来年のカレンダーを台所に貼った。子猫と子犬の写真が載ったかわいいカレンダーである。ご近所の「すずめ」というお米やさんからいただいた。屋号に借りているということで、すずめにも毎日米を撒いてやっているそうだ。今後これを見ると荒くれだった冷たい心も氷解し、小動物を愛する優しい気分で満たされることであろう。伊賀上野の契約農家から独自のルートで仕入れるお米は、とてもおいしい。その上スーパーで買うよりとても安いので、保育園の他のご家庭にも人気のお店である。息子さんはゆういちろうと同級生で、これからもずっとお付き合いが続くことを願っている。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月19日(水)

・白ワイン
・ごはん
・白菜の味噌汁
・豚の角煮風、ゆで卵つき
・ほうれん草の胡麻和え

外は寒いが心は暖かい。

本日午後からNHKのNさんより取材を受けた。とても的確な感じのする方で、ものすごく話しやすかった。私は話せる人とそうでない人との差が大きく、自分でも何とかしたいと思っているのだけど、そういう意味でも助かった。共通の趣味嗜好を持っているのも心強いかぎりだったし、まじめに仕事を続けていたら、いい出会いがあるものだとうれしくなった。

それにしてもひさびさの更新だ。そのあいだ何をしていたかというと夫婦喧嘩を陰湿に繰り広げていた。けれども週末はピッコロ劇団俳優の木全晶子さん(保育園でも一緒)ご家族をお呼びして、焼肉パーティをした。前から予定していたこと。二人ともファンなので、しばし休戦して、つかのまのひとときを楽しんだ。とはいえ私はもっともっと話をしたかったのに、夫が話をほぼ一人占めしたのが腹立たしかった。

夕食は手作りの焼肉のたれの残りを利用して、豚の角煮のようなものを作った。しばらく肉を漬け込んでいただけあっておいしくできた。



隣町の駅の裏通りを歩いていて、偶然見つけた店にきれいなガラス製品が並べてあった。完全に一目惚れ。聞くと、安土忠久さんという方が作ったものらしい。いくつでも欲しかったが、それは無理なので、いくつか厳選して夫に買ってもらった。だんだんと怒りが静まってきた。結局、買い物でストレス発散させているのか。



時間は前後するが、15日はゆういちろうの6歳の誕生日だった。せっかくの誕生日なのに父母の雰囲気が最悪で申し訳なかったなと今にしても思う。代わりに、Oさんからゆういちろう宛てに変形ハガキが届いた。これにはみんなが救われた。ありがとう!

ゆういちろうが私たちが仲直りした雰囲気を察知し、次のような詩を詠んだ。一句ごと、私に口述筆記させた。記念に、ここに引用する。つくづく喧嘩して申し訳なかったなと今にして思う。


 大好きでとってもいい天気
 うれしくてうれしくてたまらない
 空を見る 雨を見る
 
 お父さんとお母さんとゆういちろう
 3人で仲良く
 お母さん大好き
 お父さん大好き
 自分も好き
 ばんざーい

 保育園にきてとっても楽しかった
 まだいっぱいある
 おうちに帰ってうがいとお手洗い
 ちゃんとしました

 空を見る いいお天気を見る
 テレビを見る 保育園を見る 空を見る

 みんな楽しく遊ぼう
 みんな楽しくかけっこしよう
 みんなで楽しくバケツで遊んだり
 虫を探したり 遊んだ

 みんなでクリスマスをしたり
 プレゼントをもらったり
 楽しかった

 みんなでパーティをやるの
 楽しかった

 みんなで仲良く一緒に遊ぶ

 保育園を見る 空を見る
 雨を見る いいお天気を見る

 みんなで車を見る
 みんなで時計を見る
 みんなでカメラを見る
 みんなで絵を描いた
 消防自動車を描いた

 みんなでうれしくてうれしくて
 たまらない


SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第25報)
11月20日(木)

・紹興酒
・海鮮寄せ鍋
・〆うどん

夫が作ってくれた。ありがとう。

ピッコロ劇団の木全さんよりハガキが届いた。うれしかった! そうだそうだハガキに印刷されているよう『桜の園』のゴージャスな衣装が本当にとても似合っていたんだよなあ。今度また機会に恵まれたら、裁縫のことや舞台衣装、普段の召し物など「布関連」のこといろいろお話を伺いたいなあ。華やかな雰囲気のある方なのだ。たくさん引き出しを持っていらっしゃるに決まっている。たまたま保育園で一緒になるなんて、どうみたってラッキーだ。

保育園からの生活発表会の日程を伝える便りの冒頭の一文に、

   園庭をかけ回る子ども達は、風に舞う色鮮やかなお気に入りの木の葉を1枚拾って
  は、友達同士、宝物の様に見せ合っています。

と書かれてあった。子どもの頃のこの時期のわくわく感をよく覚えていらっしゃる方が書いたに違いない。おかげで私も幼稚園や小学校のイチョウの黄や桜の赤の葉っぱを誰に見せるでもなくひとりもくもくと集めていたのを思い出すことが出来た。この文を考えた先生のことを好きになった。どなただろう。

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3日分まとめて更新!

11月21日(金)
・鍋焼きうどん

とても重要な打ち合わせのため午後から出張した。うまくいくことを祈る。帰宅するとすでに食事を済ませた夫が一人用の鍋で鍋焼きうどんを作ってくれた。御揚げも入っていておいしかった。


11月22日(土)
・金谷のすき焼き



ここのところあまりに喧嘩が激しかったので、終止符(けじめ)をつけるつもりで、昼に奈良公園内にある手向山八幡宮に行き、遅ればせながらゆういちろうが無事6歳の誕生日を迎えられたことに対するお礼参りをした。お隣の春日大社とは対照的に手向山付近は、いつ行っても人が少ない。イチョウの木の付近だけ明るい別世界を作っていた。

その後、伊賀上野に向かい、金谷のすき焼きを食べた。この時期の恒例行事。新しく入った冷酒もやたらおいしく、至福の時を過ごした。現地泊。10月11月といろいろと無理を重ねがんばってきたので、ここいらで思いっきり贅沢羽をばさばさと広げました。


11月23日(日)
・白ワイン
・トマトのコンソメスープ
・スパゲティペペロンチーノ
・カリフラワーのサラダ
・焼き鳥、たれと塩



朝、伊賀の上野公園に行った。たくさん古木が生えていて、落ち着いた気持ちよい場所だった。



「勉強」のため松尾芭蕉の生家跡にも行った。比較的狭い庭には大きな柿と栗の木のそばにバショウを植えてあって、風流な雰囲気をかもし出していた。施設の方から破れ芭蕉(やればしょう)という季語があることをおしえてもらった。とても親切な方で、植わっている木の名前をしつこく一本一本聞いていっても、不快な様子もなく、とても快く根気よく教えてくださった。さらに普通は入れない中庭にも通してくれて、とても得した気分。うちも将来的には駐車場付近に破竹とバショウを植えるつもり。もし勉強したことが血肉になっていれば、かっこいい庭になっていくに違いない。

昼食は伊賀上野のストークという洋食屋さんで、この時期恒例の牡蠣のグラタン(絶品)とハヤシライスを食べた。夕飯は夫が作ってくれた。最近自分で料理を主体的に作っていないことに気づいた(遅い?)。

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11月24日(月)

・チキンカレーライス
・茹でカリフラワーとブロッコリー、酢味噌添え
・ゆで卵



お向かいさんからもらった白百合の種を撒こうかと思ったのに、あいにく雨が振って、できなかった。日課の植物の見回りをすると、土手のウィンターコスモスが雨に打たれて、道路に倒れかけ、さらに何本かの茎が車か何かに引きちぎられていた。このままにしてはかわいそうと思い、麻紐で結わえてやった。その他、倒れそうになったセージも結わえた。冷たい雨に打たれながらの作業だった。スポ根園芸版的なヒロイックな気分だった。電話を置いている棚の上に、生き残った花を飾った。

カレーを作った。少しずつ料理作りのリハビリをしていこうと思う。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報) 
11月25日(火)

・味噌ラーメン

ロボット演劇プロジェクト『働く私』の19時の回を観に、大阪大学の21世紀懐徳堂に行った。平田オリザさんが深く関わっている作品である。終演後、平田さんや青年団のみなさん、ロボット操作に携わっている方々とお話できてうれしかった。帰宅してから、夫にどんな感じだったか聞かれて、いろいろと思うところを話していたら途中で「何言ってんのかさっぱり分からん。寝る」と言い放ち、去っていった。がーん。感想は顔を洗って出直して述べよということか。今晩は止めとこう。いらぬ誤解を受けるのはこちらとしても本意ではない。

会場へ向う途中、小腹が空いて仕方なかったので、梅田の駅ビルのなかで味噌ラーメンを10分で食べた。軽めにコーヒーとパンにしようか一瞬悩んだのだが、ラーメンに軍配。結局それが夕食となった。



昨日ゆういちろうは小さなきつねの切り絵を作ったのだが、知らぬ間にそれを仕事場の私の椅子の後ろにある本棚の側壁に貼っていた。かわいらしいので写真に撮った。ピンボケはご愛嬌。以下最近のゆういちろうの裏紙お絵かきの様子も載せよう。一人遊びの最中に自発的に書いたものである。字に強い興味があるようだ。50音図の左下にある矢印(←)は、パソコン画面の影響かもしれない。このまま好奇心の塊りで新しいことを学ぶのが大好きな人間に育っていって欲しいと願う。





SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報) 
11月26日(水)

・日本酒
・ぶりと帆立の沖すき
・ごはん
・豆腐となめこの赤だし
・赤蕪の漬け物

最近学会関連の仕事がよく入るようになった。そういう年頃になってきたということか。今日は理事選出の選挙管理委員の仕事(開票作業)があり、委員長の龍谷大学の松島恵介さん(著書)が研究所にお見えになって、一緒に開票作業をおこなった。そしてその後は、新居のお披露目を兼ねて、我が家で魚介版すき焼きを一緒に食べた。NHKきょうの料理11月号を参考に、卵のほかに梅だれも用意したが、ぶりとの相性が思った以上によかった。

松島さんとは私が二十歳の頃からの知り合いなので、気心が知れているというか、ファミリー感覚ですっかりなごんだ雰囲気に包まれた。院生時代は周りの人たちにがっちりと守られて、ぬくぬくすくすくと育ってきたものだと今にして思う。それが当たり前だと思っていたら、世の中はそんなに甘くはなかった。でも今のほうがもっと面白いから、よしとする。

今度松島さんのお宅に遊びに行かせてもらおうと、勝手に心積もりしている。700坪の山林を宅地化して住んでおられ、人が来たら木を切って薪にしてオーブン料理を作るそうだ。おいしそうではないか。猪や狸もよく出てくるとのこと。猪を無断で捕獲して食べたら問題になるのだっけ。

SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報) 
11月27日(木)

・赤ワイン
・残り物カレーライス
・ゆで卵
・赤蕪の漬け物

月曜に作ったカレーの残りを食べた。味がなじんでおいしくなっていた。

今日はいろいろなことがあった。落ち着け自分って感じ。慌てず冷静に物事に対処したいのに、ふわふわと行動するばかりだった。怪我をしないように気をつけよう。

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2日分まとめて更新!

11月28日(金)
・懇親会メニュー

研究所の一足早い忘年会(オープンハウス慰労会と異動歓迎会も兼)があり、西大寺の居酒屋まで出かけた。小海老の刺身がおいしかった。杜氏さんおっかけもできる日本酒に大変詳しい人においしいお酒を教えてもらった。もう一度そこに飲みに行こう。


11月29日(土)
・ごはん
・わかめとたまねぎの味噌汁
・牛肉のしぐれ煮
・やまいもとろろ

浅田彰さんと結婚する夢を見た。家事はお互いしたくないのでハウスキーパーを雇いましょうという話し合いをしていた。なんでそんな妙な夢を見るのか大体分かっている。ひとつは重要案件の書類作成があともう一押しのところまで来ていて、それぞれの立場の論理がうまく流れるような交通整理役的頭脳を強く必要としていたこと。もうひとつは流し台に油汚れ系の洗い物がいくつもたまっていて、気持ち悪いなあ、でも洗うのはめんどうだなあと思っていたこと。あまりに短絡的な責任転嫁系の夢を見たことになる。分かりやすい人間である。

夕飯は先日水曜にお土産にいただいた三島亭のしぐれ煮を出した。松島さんは私がすき焼きをこよなく愛しているということを覚えていてくださったのだ。ありがたいことである。それにしても、とてもおいしかった!!

原稿の神様はたいてい何か作業をしているときに降りてくるとうそぶき、日中は土手の草刈をしてお向かいさんからいただいた白百合の種撒きをしたり、パンジーの寄せ植えを作ったり、トサミズキの苗を植えたり、ずっと庭で過ごした。神様は全く降りてこなかった。

今日はいつもより暖かく、半そでシャツとトレーナーのいでたちでも全然寒くなかった。しかし庭の様子は全体的に冬枯れてきている。さみしいので鉢に暖かい色を乗せて、ブローチのように土に留め置くようにした。乙女心がきゅんと満たされる庭になっている。








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11月30日(日)

・日本酒
・鶏の水炊き
・〆卵雑炊

皆が寝静まった後、深夜に急に原稿の神様が降りてきて、勢いで書いた。明日の朝目覚めて、恥ずかしい文章になっていないといいけど。今は夜郎自大(私は女だが)になっているので、知覚できない。それでもって頭が興奮して眠れない。明日早く起きないといけないのに、参ったな。日記でも書いて、気持ちを落ち着かせることにする。

夕飯は、新しい土鍋を使って、水炊きにした。これまでの土鍋は私が学生時代から使ってきた中型のもので、作りながら食べる分にはいいのだけど、いっぺんにどーんと作って食卓でつつく分にはカサが足りないという欠点を持っていた。最近一回り大きい土鍋を新調した。ようやくとても気に入ったものが見つかったのだ。取っ手も持ちやすく使い勝手もよくて、中身がとても映える白い釉薬が内側にかけてある。全体に土の色をしていて落ち着く鍋である。本当に気に入るものが出てくるまで何年も待って正解だった。水炊きのスープがとてもおいしそうに見えるのよ。

昨晩大雨が降ったけど、日中は晴れた。いろいろなことをした。



駐車場の脇に踏み石を敷いた。雨が降ると水溜りが出来て、乗り降りの際に靴が濡れたり汚れたりしていたが、これからは大丈夫。



ゆういちろうがジブリの『ハウルの動く城』のDVDを見ながらレゴブロックで作ったお城。雰囲気がよく出てると思う。



チェッカーベリーの寄せ植え。3種類のチューリップを仕込んである。写真にはちゃんと映らなかったが、もう芽がちょこっとだけ顔を覗かせていた。

昨日庭いじりをしていると、お向かいのご主人がゆういちろうに散歩して拾ったというどんぐりの実をくださった。今日はホームセンターでゆういちろうと一緒にレンガを選び、よいしょよいしょと土手まで運び(3匹の子豚のまね)、長方形で囲むように並べて土を盛り、トトロのさつきとめいちゃんのまねをしてどんぐりの実を埋めた。「お母さんはここで待っとき」と土手の下に私を残し、ゆういちろうは率先して駐車場からレンガをひとつひとつ運んだり、ジョウロに水を汲んできたりと大活躍であった。

今、3時半。ようやく眠くなってきた。しめた。日記睡眠療法成功。

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