料理ネタ


2005年12月

2日分、まとめて更新!


12月1日(木)
・ビール&えびとアボガドのサンドイッチ
・居酒屋メニュー少々(夜食)

昨日、大阪フェスティヴァルホールにダンス『シルヴィ・ギエムの最後のボレロ』を観にいったついでに、同じ中ノ島にある大阪のデザイン集団グラフ(graf)のバーで観劇前の軽食をとった。ダンスの感想は後日まとめるとして、この日もっとも印象に残ったのは、そこで食べたサンドイッチだった。

ほんとはメインダイニングの「ソクラテス」のほうで食事したかったが、あいにく中途半端な時間にいったので閉まっていた。ところが、バーのえびとアボガドのサンドイッチも、おおげさでなく人生のなかでもっとも感動したサンドイッチのひとつに入るほど、おいしかった。「ソクラテス」にも感じたが、ディテールこそ贅沢なものを使っている感じ。とびきりおいしい黒パンだったが、そこに塗られたバターがこれ絶対とっても上等なものを使ってるなというのが一口で分かる豊かさ。今度行ったときはシンプルなトーストメニューも試してみよう。

ちなみに「ソクラテス」は1回しか入ったことないし、ランチの経験しかないが、メインの丁寧なつくりもさることながら、そのときのつけあわせのカップスープが感動的であり、強く印象に残っていた。上等のベーコンからしっかりとだしを取っていたから。

カフェ系の食事は、見た目はおしゃれだけどディテールをけちっているところが多く、一度東京でひどい目にあってから遠のいていたが、grafの食事は本当に信頼できる。また絶対に行きたい。(でも若者がまじめに丁寧にものを作っていることがとても新鮮にうつるなんて、ちょっと不健全だと思う。)

バーのあるフロアで売られている本たちも、数は少ないけど、全部読みたいと思わせるセレクト。本屋は売り場面積じゃなく、売り手のセレクトのセンス、つまり本への愛情が問われる(これ絶対)。

長田弘の詩集『食卓一期一会』(晶文社)を購入。漢字、ひらがな、カタカナの視覚的効果をうまく利用している詩が多かった。 grafの食事を端的にあらわした詩としては、「イワシについて」。


  イワシについて

 きれいな切り身というわけにはゆかない。
 いつでも弱し賤しとあだ名されてきた。
 出世魚じゃない見かけもよくない。
 赤イワシといったら切れない刀のことだ。

 海の牧草というと聞こえはいいが、
 つまりはマグロカツオサバブリのエサだ。
 海が荒れなきゃ膳にはのせない。
 風雅の人にはついぞ好かれなかった。

 けれども、イワシのことをかんがえると
 いつもおもいだすのは一つの言葉。
 おかしなことに、思想という言葉。
 思想というとおおげさなようだけれども、
 
 ぼくは思想は暮らしのわざだとおもう。
 イワシはおおげさな魚じゃないけれども、
 日々にイワシの食べかたをつくってきたのは
 どうしてどうしてたいした思想だ。

 への字の煮干しにしらす干し。
 つみれ塩焼き、タタミイワシ無名の傑作。
 それから、丸干し目刺し頬どおし。
 食えない頭だって信心の足しになるんだ。

 おいしいもの、すぐれたものとは何だろう。
 思想とはわれらの平凡さをすぐれて活用すること。
 きみはきみのイワシを、きみの
 思想をきちんと食べて暮らしているか?


最後そんなふうに聞かれてしまったら、きゅっと居住まいを正してしまう。説教くささを感じるより前に、そうさせるのだからすごい。


12月2日(金)
・ポークカレーライス
・ゆで卵
・プチトマト

「今日はカレーが食べたい。くれぐれも普通で」と夫が念を押して出勤した。我が家で普通のカレーといえば、市販の固形ルーとチキンジャガイモタマネギニンジンを用いたやつである。決して、色気を出して、こだわりのスパイスなど入れてはだめ。楽は楽だけど、主婦としては複雑な気分である。

とはいえちゃっかり色気を出して、鶏の代わりに豚バラのかたまり肉でのカレーに初挑戦してみた。この性分は変えられない。味のほうは、残念ながら肉の部分にちょっと臭みが残ってしまった。にんにくとしょうがを入れて消したつもりでいたけど、きっと角煮並みに、下ゆでをきっちりして煮込み時間をたっぷりとらないといけないんだな。
12月3日(土)

・日本酒
・たらのお鍋(こぶ出し、おろしポン酢添え)
・卵雑炊
・コーヒー

午後から夫が札幌出張に出かけたため(先週末は長野日帰り出張)、夕食は息子とふたりでこぶ出しのシンプルな鍋にした。豆腐をたっぷり入れて。卵雑炊の頃には、からだがぽかぽか温まった。庭いじりをして冷えていたから助かった(→植物日記)。おいしかったけど、ひとつ難を言えば、ちょっとマロニーを入れすぎた。二人分は難しい。ちなみに「無事着いた電話」によると、札幌はマイナス3度で、こごえるほど寒いらしい。

午前中は、息子の学芸会に夫婦で出席。センダックの『かいじゅうたちのいるところ』をモチーフにした出し物だった。息子は怪獣役だったが、主人公のマックスがなぜか5,6人もいたぞ。それも一人をのぞいて女の子ばかり(笑)。どのように配役が決められているのか興味津々だ。

息子は、今年の運動会のときはわが道を爆走して進行を無視してやりたい放題やっていたが、学芸会では、最初のほうはきょろきょろと私たちを探していたけど、いったん見つけてからは、後ろのほうで控え目に、地味だけど「正しく丁寧に」踊りを踊っていた。前のほうに進み出て精一杯踊りをアピールするお子さんたちもいたし(すごくかわいい!)、わざとおふざけしているやんちゃ坊主たちもいたけど、そんなふうではなかった。ゆうくん、あなたは大胆なんだか律儀なんだか分からないやつだなあ。

結局、2歳児と3歳児のクラスの出し物を見たことになる。2歳児ちゃんたちの演技を見ると、あー息子も去年はあんなだったなと思って、感慨深かった。まだかなり赤ちゃんの面影を残している。去年は去年で、3歳児クラスの子どもたちをみて、来年本当にあんなふうにお兄ちゃんらしくなるのか全く想像できなかったのをよく覚えている。

学芸会では最後にみんなにお土産が出されるのだが、中身を見て、すごく懐かしい気分になった。メロンパンにサクマの缶入りドロップ(他あり)。あの『火垂るの墓』のせっちゃんが持っていたカンカンドロップ飴である。私の子どもの頃はよく見かけたが、いまはどこで売っているのだろう。いまどきなかなかお目にかかれない、いいお土産だった。
12月4日(日)

・ごはん
・鶏のクリームシチュー
・プチトマト

夕方ごろまで雨が降っていた。冷え込みも厳しかったので、一日中家のなかで過ごした。夫は出張でいないため、息子とふたりでごそごそしていた感じである。

台所をきれいにしていたら、遠くから「おかあさん、見て。にゃー、にゃー」と呼ばれ、見に行ったところ、息子が海遊び用具の入った段ボールの中身をすべてぶちまけ、そのなかに入って子猫になっていた。昨日の学芸会のときつけていた怪獣の尻尾を再び装着するという凝りようだった。

いま息子は、とても私たち親に相手にしてもらいたいときみたいである。私が息子のことばに適当に相槌をうって本を読んでいたら、急に癇癪をおこし、「もう、おかあしゃん!!」といって、私の持っている本を無理矢理奪って、床に投げつけたりもした。

最近では、自分の赤ん坊の頃の写真を見るのも大好きである。いったい何を思っているのだろう。

昼寝しているあいだにシチューを明日の分までたっぷり作った。ふたりの好物である。お腹いっぱいに食べました。
12月5日(月)

・パンと昨日の残りごはん
・鶏のクリームシチュー
・粒コショウソーセージ
・コーヒー
・チョコレートアイスクリーム

夫、札幌より帰宅。ランチで札幌のスープカレーの店(アジャンタではない)に行ったらしいが、押熊のアジャンタのほうがおいしかったそう。しかも同行した札幌出身のおいしいもの好きのともだちはスープカレーを食べたことがなかったそうで、札幌がスープカレー発祥の地だというのはアジャンタファンの周りだけの都市伝説なのかな。。

夕食は、昨日作ったシチューで間に合わせた。楽チン!ちょっとお子様メニューな気もするが、今日は勘弁してね。この冬一番の冷え込みで、台所は予想以上にとても寒かったのだ。こころがまえが出来ていなかったので、作ろうと思っていたサラダすらどこかに飛んで行ってしまった。
12月6日(火)

・日本酒(私のみ)
・ぶっかけうどん(温)
・刺身2品
・かぼちゃの煮物
・糸もずく
・納豆
・コーヒー
・チョコレートアイスクリーム

誰かの出張帰りは家族の危険日。夫のお腹の調子が今朝からよくないということで、夕食は胃になるべく負担をかけないような献立にした。かぼちゃの季節になった。何でもない味つけだけど、ほくほくしておいしい。でも食後のアイスクリームを食べられるということは、だいぶよくなってきたということだと思う。

このHPにもリンクをはっている水野さんのブログが2ヶ月ぶりに再開された。理由はどうやら困った人があらわれたことにあるようだ。再開する気になって本当によかった。(5日の日記の付記にもあるよう、あやかちゃんの臓器移植のための募金も目標金額に達したそうなので、こちらもよかった。)

とにかく今のところ続けることを最大の目標にしている私にとって、水野さんが遭遇したような困った人の存在は脅威以外のなにものでもない。文才ゆえ日記猿人(日記リンク集)で有名人になった先輩が、しょうもないコメントが他でもない知り合いから届くようになってめんどくさくなってせっかくのおもしろい日記を止めてしまったという前例も知っている。素人だから大丈夫だろうというのは甘いのだ。何かを「公開」することの怖さを私たちネット素人も気付き始めている。

ゆえにここでは、慎重に慎重を期して、メールアドレスを公開していないし、ブログにもしていない。文体も他者のレスポンスを前提としない自己完結したものになるよう心がけている。「だったら、なぜHPなんかやる?ひっそりとおとなしく生きていけばいいじゃん!」とひとりつっこみをするときもあるのだが、何かを書きたい、書く以上は誰かに読んでもらいたい衝動のほうが大きいので、あまり深く考えないように書きたいことを書くようにしている。

幸いにして、おかげさまで私にはいいレスポンスの体験しかない。もともと私たちのことを知っている人から日記おもしろかったよとごくたまにメールなどをいただくことがあるが、すっごくうれしい! 親しい人との交流を大切にしていきながら、十二分に機が熟したら、新しい出会いを求めてもう少しオープンにしていってもいいのかなとも思っているが、それはまだまだ先のことだろう。
12月7日(水)

・日本酒
・ごはん
・豆腐とねぎとわかめの味噌汁
・ぶり大根
・コロッケ(牛肉。惣菜コーナーで)
・ほうれん草の白和え
・コーヒー

自分でいうのもなんだが、冬にふさわしい献立だなあ。しかも、すべて息子の大好物である(私より渋い好みをしている)。立派な大根1本88円。メインはぶり大根に即決した。あくまでぶりのエキスを吸った大根が主役のひと皿である。最近急に根菜類がおいしく感じられるようになった。料理の腕前が急に上がったわけではないだろうから、絶対に素材のせいである。自炊をするようになってから、野菜の旬はこんなにも分かりやすいんだと思えるようになった。

最近息子はビートたけしのひょうきんな物真似をして私たちを笑わせてくれる。と同時に、私たちにも真似するよう強要する。2、3回ならいいのだが、延々と続く。そのあまりにしつこさにうんざりすることもある。

一方で、保育園の玄関のところに貼られている児童虐待防止ポスターにも、強く反応する。涙をつけたまつげがクローズアップされたうつむき加減の男の子の写真が大きくプリントされているのだが、帰り際自分でそれを見つけて、「あ、泣いてる」と涙を浮かべるときがあるのだ。そういう日は、帰宅後も「さびしくなったの」と抱き着いてくる。今日も保育園の帰り際玄関でそうなった。で、風呂上がりに私と別れるとき、「ゆうくん、さびしくなっちゃった」と涙目になった。

心理学用語に情動感染ということばがあるが、まさにその現象なんだろうな。でも実際に息子がそうなったとき、どういうふうにことばをかけてやればいいか分からないよ。三つ子の魂は繊細すぎて。もっと鈍感にならないと社会的には生きて行けなくなるだろうから、鈍感になる方法(?)を教えてあげるのが親の役目かもしれないと思うことすらある。ただ、直接的に教えることも不可能なような気もしている。つまり、こちらが教えようが教えまいがお構い無しに、加齢とともに鈍感(自他分化)になっていくような気も。子どもの発達の専門家に今度会った時ちょっと聞いてみよう。

3才って、泣いたり笑ったり忙しい。とにかく情操教育的にいい環境を整えてやりたい。何かお稽古ごとを始めれば解決するような単純なものでもないだろう。変に背伸びせずに自分たちができることを考えないと。
12月8日(木)

・ねぎしょうがにんにく黒糖湯
・日本酒
・かぶの葉ごはん
カゼ撃退鍋
・ぶり大根(昨日の残り少々。夫のみ)
・納豆
・コーヒー

家族全員が風邪の初期症状を示し始めた。息子は咳鼻水、夫はくしゃみ頭痛、私は喉の痛み。いま寝込むわけにはいかないので、にんにくしょうが等を効かした献立にした。とにかくこういうときは強気に邪気を追い払うのがポイントだ。なんとなく大丈夫な、乗り切れそうな気がしている。

おなじみカゼ撃退鍋には、レシピに書かれた材料以外にまいたけとプチトマトを加えた。トマトはおでんにも合うから、この手の和風の汁ものにも違和感なくとけこむ。さわやかな酸味が楽しめた。

NHKためしてガッテンのアーカイブの最下部分を参照にしながら、かぶの葉で佃煮をつくってみた。ごはんにまぶして食べるとすごくおいしかった。苦味も気にならないというか、むしろおいしかった。今度は大根葉で試してみよう。

あっちいけ、風邪!!
2日分まとめて更新

12月9日(金)
・前日の残り物適宜
・ヤマザキの肉まん&トースト

12月10日(土)
・みかん
・ビール
・固麺の皿うどん、ウスターソースかけ
・コーヒー

風邪です。頭と喉にきている。でも、おとなしくしていれば、これ以上悪くなっていかないだろうなという、明るい風邪。

金曜は、大阪出張。研究室訪問と講演会聴講。これから活発に意見交換していきたい方々とお話できて気分はよかった。ただ質問されたことの半分しか答えられず。知ったかぶりして適当なことを言うと後で大変なことになるので、いろいろと宿題になった。気持ちがふくらんでいたので、風邪の症状は出ず。でかした、自分のからだ。講演会が終わってから、どっと疲れが出た。帰宅後、何も作る気がせず、ほんと適当な夕食になった。

今日は、写真館から息子の七五三が出来上がった連絡がはいり、受け取りに行った。いい写真だ。夕飯は夫が作ってくれた。昼にこってりラーメンを食べたので、軽めに1品。週末、自分で作らなくてよい日があると、本当に助かる。

記録として、短く植物日記を更新。明日もこんな感じで、好きなことをしてだらだらうだうだ過ごしていくつもり。来週から根をつめて働きたい事柄があるので、ここできっちり治したいのだ。

(この日記、随分重くなってきている。更新する際ファイルを開くのにやたら時間がかかるなど自分自身が迷惑をしているので、余力があれば圧縮して過去ログにしたいなど野望はある。だけど、たぶん明日はしないだろう。)
12月11日(日)

・赤ワイン
・スパゲティ・ナポリタン
・グリルチキン
・ルコラとマッシュルームとトマトのサラダ
・コーヒー

スパゲティは夫、グリルチキンとサラダは私と、分担してちゃかちゃかっと夕食を作った。二人で作ると、非常に効率がよい。願わくば台所がもっと複数で作れるようなつくりになってたらなあと思う。いまうち(といっても借家)にあるのはI型システムキッチンだが、どう考えても主婦がひとりで作ってもっとも効率のよいようにできている。平日仕事帰りで疲れてお互いちょっといらいらしているときなどは、ふたりでやるとぶつかって喧嘩の可能性が高くなるので、どちらかひとりが台所に立つのが暗黙の決まりになっている。

この週末は、ゆっくり本が読めた。家に関する本ばかり3冊。読んでみると発見ばかり。もっと早く読んでおけばよかった。いままでは与えられた空間をどう居心地よくするかばかり考えていたが、いざ自分たちがどういう家に住みたいか、ポジティブに語ろうとするととても難しいことに気付く。「ああいうのは嫌なの」と、まだ否定形でしか語れない。

強いていうなら、道場風のすっきりとした場所と、薔薇や螺鈿をふんだんに使った装飾的な場所というように好みが両極端に振れる傾向があるので、家自身が「まあ落ち着きなはれ」といなしてくれる大らかさというか、ひょうひょうとした少々素っ頓狂なおもしろさがあればいいのだけど。。奇をてらったものなどは全然求めていないんだけど、ああ、こんな段階では誤解されるな。奇抜なものを好むとしか受け取ってもらえなさそう。工務店に持っていっても、全く理解されないんじゃないか。

息子は最近、マツケンサンバを大熱唱。我が家のブーム他所より1年遅れてる。。。
12月12日(月)

・日本酒
・ごはん
・さつまいもとたまねぎの味噌汁
・生牡蠣(ほんのわずか)
・数の子辛子明太
・昆布の佃煮
・たまご焼き
・もずく
・コーヒー

数の子辛子明太と昆布の佃煮はそれぞれいただきもの(←お歳暮シーズン。我が家はまだ何も手配していない。。。)。どれもごはんにすごくよく合う。しあわせ。おいしゅうございました。ありがとうございました。ごはんの進む濃い味付けのおかずだったので、味噌汁はあまーく仕上げた。全体としてバランスよくまとまったと思う。ちょっと飲兵衛系だけど。

息子は辛子明太子が大好きで、皿を奪って独り占めしようとした。皿に口をつけてかきこむのである。食べすぎを阻止しようとする私たち親とのあいだで、ひともんちゃくあった。なんだよ、保育園帰りは、北風ぴゅーぴゅーがこわいと、泣きべそ顔で抱っこを求めてきたくせに。こなきじじい! 

それにしてもすごく寒い夜だ。電線もうなるぐらいの強風だった。ますます冷え込んできた。

昨日の深夜から涙ながらに探していた失せもの、夕方になってようやく出てきた。仕事に使う大事なデータだったので、早めに帰宅してごそごそ探していたのだ。引越しでまぎれないよう大事に丁寧に奥にしまっていたから(正確には、しまったことを忘れてしまっていたから)、かえってどこにあるかわからなくなっていたのだった。

そういえば、私のパスポート紛失さわぎのときも同じような感じ。夫は、去年の引越しのとき、「もう期限切れてるから要らないよね」と言って私が自分でゴミ箱に捨てたところを見たとまで供述。私は、いくらなんでもパスポートを捨てるかいな、あなたは私のことをそんないい加減なやつだと思っていたのかと大喧嘩になった。

結局、ふたを開けてみると、災害非難グッヅのなかから出てきた。震災を経験した夫はときおり不安発作に襲われてグッヅの「定期点検」をするのだが、前回の定期点検のとき、リュックサックの外ポケットに入っていたのが発見された。前いたマンションの点検時(前々回)に、自分の名前がわからなくなるといけないからパスポートをいれておこうと私が強く主張したのを思い出した。夫の不安発作に感染していたようで、私もなぜそのときそんなことをしたか今になってはわからないが、確かにそう言った記憶を生生しく思い出した。しかも、しかも、期限切れなんかじゃなかったぞ。
12月13日(火)

・赤ワイン
・ごはん
・コーンクリームスープ
・ビーフステーキ、フレッシュトマトしょうゆソース
・キャベツ・玉ねぎ・しめじ・パプリカの蒸しサラダ
・コーヒー

仕事で、いくつも業者さんに問い合わせるなど、慣れないことをやった。しかも他の人からお尻をたたかれて、急にアクセル全開になった。この性格、自分でもどうにかしたいよ。風邪が治りきらないからか頭ががんがんしてきて、知恵熱も出そうな勢いだ。慣れればどおってことないことなのだろうが、今まで地味にひっそりやってきただけに、疲れた。初対面の知らない人(しかも異業種の方々)と話すのは苦手だなんて、これからは言ってられないんだろうなあ。私は物を売り込むのではなく買うほうなのに、なんでこんなに疲れるんだ? 機種選定するには、どこかすぱっとした思い切りが必要なんだろう、きっと。優柔不断は一番よくない。

夕食は気分を入れ替えるためにゴージャスなものにした。ひさびさに赤ワインをおいしく感じた。頭痛いのにお酒飲むなんて。。そのうえおいしく感じるなんて。。
12月14日(水)

・日本酒
・ごはん
・豚汁
・数の子辛子明太
・昆布の佃煮
・コーヒー

昨日の尋常ではない冷え込みとはうってかわって、今日はちょうどいい冷え込みだった。ちょうどいいというのは、ああ寒い、寒いといって玄関にはいると、外より少し暖かい状態で迎え入れてくれる温感のことを指す。このうちは、余りに寒い日の場合、家のなかまできんきんに冷え切っていて、廊下をスリッパなしで歩くと脳天に刺激が到達することがあるのだ。今日はそこまでではなかった。

ふんふんとハナウタ交じりに豚汁を作った。マストアイテムのごぼうを買い忘れてしまったが、鳴門金時(さつまいも)が、それでもまあよかろうと言ってくれた感じの出来だった。寒い日はやっぱり豚汁だ。家族の、とくに息子の喰いつきようが違う。腑に落ちるおいしさ。

そういえばいきつけの美容院の美容師さんが、「ほんとは冬は毎日豚汁がいい。それに漬物さえあれば僕はほんとうにほんとうに幸せなんだ」と告白していたな。でも奥さんがいろいろ工夫して献立を考えてくれているのでなかなか言い出せないのだそうだ。 知らんがな(笑)! それって、とっても贅沢な悩みの部類に入るよね?

保育園は多くの園児さんから鼻水ずるずる咳こんこんの音が聞こえる暗黒空間になっている。息子も鼻水小僧だ。こじらせずに、何とか無事乗り切って欲しい。
12月15日(木)

・忘年会メニュー(創作和食系)
・王将のラーメン

今日は会社の忘年会だった。とても上品な会食だった。量のほうも上品。帰りにみんなで王将に入り、がしがしとラーメン、ぎょうざ等をお腹にいれて、満腹中枢を満たした。

お酒はたっぷり楽しめた。各自好きなお酒を好きなだけ注文できたから。芋焼酎のおいしいのって、すごくいい味をしていることを知った。今日の収穫。

午前様に帰宅。夫の機嫌はよくない。どこかでフォローしないと。。。
12月16日(金)

・赤ワイン(飲み残したもの少々)
・ごはん
・豚汁
・昆布の佃煮
・白菜の浅漬け

寒い日に、またまたどうしても豚汁が食べたくなった。今日は、さつまいもの代わりにごぼうを使った。ごぼうの風味って、いい意味で「きつい」。いれるといれないのとでは全然味が違ってくる。私は大好き。

食後息子といっしょに、テレビニュースのスポーツコーナーをだらだらと見ていた。途中からフィギアスケート女子の大会中継が始まり、息子は釘付け。しばらくして、いてもたってもいられなくなったのか、自分でもくるくるとその場で回り始めた。そしてついには「おかあさん、ゆうくん、あれしたい」とジャンプやら片足上げやらを手伝うようしつこいほどおねだりをしてきた。ちゃんと気が済むまで手伝いましたよ。片足を上げたまま回転するのも介助しました。

フィギアスケート男子の中継に代わると、さほど興味を示さなくなった。積み木のほうがおもしろくなったみたいだ。結局ひらひらした衣装が好みだったのかなあ。。
12月17日(土)

・ごはん
・豚汁(昨日の残り)
・辛子明太子
・プチトマト
・梅干
・コーヒー

今日も豚汁。夫と息子はこれで4日連続ということになる。それでも息子の喰いつきはすばらしい(偉大なり、豚汁!)。しかし親のほうが少し飽きてきてしまった。明日は趣向を変えよう。

副菜でつけた3品のうち梅干がどうしても思い出せず夫に質問したところ、「う・め・ぼ・し。やばいよ、あんた。ついさっき食べたものが思い出せないのは痴呆の始まりっていうよ。」とのこと。かなりびびってしまい「この日記つけてたらぼけない?」と聞くと、「1日にあったことを書き付けていくのはいいらしいよ。」とのおコトバをもらった。もう、日記を書くモチベーションが今までで一番高まったよ。10代、20代の頃は今よりもずっと頭というか、物事に対する知覚感覚能力が冴えてた気がする。その自覚があるだけに、(若さに対する執着心は全くないが)このまま鈍くなっていくことに対する恐怖感はある。

ようは、みっともない年の取り方だけはしたくないのだ。耐震強度偽造問題の集団的責任のがれの構図しかり、戦艦ヤマト讃美の映画製作しかり。。これらを指揮している人たちって、「人生の先輩」として全然尊敬できない。でも、そういう人たちに限って、君も年をとれば分かるよなんてことを平気で言えるんだろうなあ。いくら鈍くなってきたとはいえ、そういう大人たちに囲まれてしまっては、私の精神はきっと耐えられないだろうから、尊敬できる人々のそばにいることができる環境を日々保っていく努力を続けないと。

夫もぶつくさひとりごとを言っている。他人に文句をつける以上は、自分や他人を貶しめる恥ずかしい振る舞いをしない決意が必要だ。がんばれ、自分たち。いい仕事をしろ。
12月18日(日)

・焼酎(山ほたる)
・長崎ちゃんぽん
・皿うどん
・昆布の佃煮
・コーヒー

実家の父母から、孫(=私たちの息子)へのクリスマスプレゼントがたくさん届いた。ハイチェアー用の手作り座布団に絵本3冊に長靴に入ったお菓子などなど。私たちには、「ついで」として、焼酎、コーヒー、ユーハイムのバウムクーヘンなどなど。夜お礼の電話をかけたけど、両親の声の表情は曇り勝ち。なぜならいつも電話でおおはしゃぎの息子が今日に限って別のことに気をとられ、適当な相槌で、すぐばいばいしようとしたから。こら、愛想よくせい!

夕飯は焼酎とともに、ちゃんぽん&皿うどん。夫が作ってくれた。外はものすごく寒いのに、暑過ぎるくらいぽかぽか体が温まった。日中、剪定やら苗の植え付けやら庭いじりをして冷えてしまったからだにうれしいご褒美だ。植物日記を更新。
12月19日(月)

・焼酎(山ほたる)
・チキンカレーライス
・トマトのサラダ、クミンしょうゆ風味
・半熟卵
・コーヒー

明日は待ちに待った給料日。最近では豚汁を4日間続けてきた甲斐があり、なんとか予算内におさまった。お金は大事。今日は給料日前のお助け献立、カレー。明日は夫が外で夕食を食べてくるので、今日の残りのカレーで乗り切る。いつもなら躁状態になって必要以上の「ごちそう」を作る傾向があるのだが、それは抑えられた。なんだかとても得した気分だ。

今日息子は保育園で特大うん○が出たそうだ。ばんざーい! 実をいうと金曜夜に大好きな大粒の梅干の種まで呑み込んでしまい、それ以来、まともなのが出てなかったのだ。今日もしご無沙汰だったら明日病院に行く予定をたてていた。お昼に大事な会合が予定されていただけに気が気ではなかったが、息子よ、でかした!!

保育士さんに説明したら、大粒の梅干を食べること自体に驚かれた。息子は保育園から帰ったら毎日日課のように梅干を欲しがるんだけど、やっぱりそれは変わった趣味なんだね。ちなみにほっておくと何個も欲しがるので、我が家では1日2粒までときつく量を「制限」してます。
12月20日(火)

・チキンカレーライス(昨日の残り)
・キャンベルのクラムチャウダー
・プチトマト
・コーヒー

今日は初めてキャンベルのクラムチャウダーを試してみた。缶の中身を出して、同量の牛乳で溶きながら暖めるだけの簡単スープなのだが、缶詰特有の臭みが少し残ってしまった。珍しく息子は一切口をつけなかった。子どものほうがそういうのに敏感に反応するのかな。といってもうちは、インスタント食品全般絶対禁止とか、厳しい制限は設けていない。たとえば日清のチキンラーメンは息子は大好きだったりする。だから今日の食わず嫌いは、偶然なのかなとも思う。でもでも、ほかの缶づめスープをどんどん試して「真相究明」するのもなんだしなあ。スープ(汁物)に関しては、やっぱり手作りが一番だと思う。

仕事はいま静かな正念場を迎えている。3年間の研究計画遂行の土台を築いている段階なので、ここで妥協はできない。家に帰ると、風邪が治りきっていないのか胸の筋肉部分やからだの節々が痛いことに気付くのだが、職場では全くそれを忘れている。

追記:23時過ぎに「会議が終わったから今から帰る」という連絡が夫より入った。帰宅は余裕で午前様になる。大学も大変だ。こちらのほうは派手な正念場か。。。
12月21日(水)

・赤ワイン(ボジョレー・ヌーボー)
・合鴨鍋+うどん
・トマトのサラダ、しょうゆクミン風味
・もずく
・コーヒー
・バウムクーヘン

夕方から雨が降り始めた。ますます冷え込みも厳しくなった。いっそのこと雪(ちらつく程度の)に変わってくれれば風情も出るのだろうが、冷たい雨は気分を寒くさせる効果十分である。息子と二人で黙々とお互い傘をさして保育園から帰りました。夕飯は暖かい鍋。鴨を使って少々贅沢にした。一月遅れでボジョレーもつけた。なんてったって給料日直後だもん。

実家に七五三写真のほか、ほぼ1年分デジタルカメラで取りためた写真を送ったのだが、それが届いたという連絡がはいった。写真館でとられた息子の七五三写真が一番かわいくてよかったとのこと。さすがプロの仕事である。

明日、道が凍っていないといいのだけど。仕事うまくいきますように。
12月22日(木)

・魚介のペスカトーレ
・コーヒー
・バウムクーヘン

今朝は猛烈に吹雪いていた。関西電力の幹線が切れ、関西は一時期電車が全面ストップするなどの影響が出た。昨日雪になったらいいなあと思っていたが、吹雪かれても困る。

徒歩5分のところに保育園はあるが、車に乗せてとろとろ運転で送りにいった。それでも車を降りたとたん息子はおびえて私にしがみついてきた。その後、夫は車を諦め電車で大学へ。私はいつものバスで会社に向かったのだが、上り斜面が危ないので別の迂回ルートが選ばれた。

夕方立て続けに仕事が舞い込んだ。自分のボケボケさ加減が招いたことで、急を要するものだったので、保育園の迎えは一時保育でお世話になっている隣町の園長先生に代わりに行ってもらうことにした。夫は飲み会で遅くなるので、そうするしか方法はなかった。夕食もお願いした。私は隣町駅前に電車でかけこみ、そそくさとスパゲティをお腹にいれ、8時過ぎに迎えに行った。

タクシーで帰宅。運転手さんいわく、電車が止まったこともあり今日はノンストップ操業とのこと。車のなかで息子はクリスマスソングを熱唱。運転手さんに「元気ですね、子どもは元気が一番。しゅんとしてたら心配よ」と褒められた。家に着いても、まだ乗ってるとしばらくだだをこね、タクシーから降りようとしなかった。「ずっと乗ってな、好きなところに連れて行ってあげる」と運転手さん。短いあいだに二人のあいだで心の交流ができた模様。

一時保育の園でも、先生から「ゆうくん、元気ですね」とのコメントをもらった。裸足で外廊下を走り回っているのにも驚かれたようである(親の私も、これはすごいと思う)。また、おたよりによると、他の園児さんから、「あ!ゆうくん」と名前を覚えてもらっていたようで、本人も嬉しそうにしていたとか。誰に似たのか、息子は全般的に陽気で、喜怒哀楽の激しい人間である。
12月23日(金)

・ごはん
・大根とねぎとわかめの味噌汁
・ぶりの照り焼き
・トマトとバジルのサラダ
・辛子明太子
・コーヒー

夫が「今日はイブイブだから、プレプレごちそうをぱーっとやろう」と言い出したが、「いや、今日は魚を中心とした和食にしようよ」と提案し、このような食事になった。この手の重ねことば以外にも、テレビで『戦場のメリークリスマス』のテーマソングが流れると、「戦メリ観たいなあ」と短縮ことばも飛び出した。ツリーを飾ったり、明日の食材の買い出しにいったりしたせいか、家族全員気分がうきうきしている。

テレビのバラエティ番組で知ったことなんだけど、ヨーロッパでは悪い子のところにはブラックサンタがやってきて、枕元に内臓やら木炭やらを置いていくと考えられているそうである。25日の朝になるまで、子どもたちは、その年に犯した罪を思い出し、もしかしたらブラックサンタがやってくるかもしれない恐怖と戦わなくてはいけないらしい。西欧キリスト教社会は、「罪と罰」は常に因果的セットとして考えられているのだな。日本の子どもたちは自動的にクリスマスプレゼントがもらえると思っているが(公立保育園でも普通にクリスマス会が開かれて、プレゼントをくれる)、西欧人にいわせるとそれは甘い考えなのだそうだ。今息子は3歳なのでクリスマスが何かをいまいち理解していないからいいけど、来年あたりからサンタさん問題は家族のあいだでちゃんと考えないとなあ。

高校まで過ごした田舎町には、古い教会があって、幼児洗礼を受けた友達は子どもの頃日曜の礼拝以外にも熱心に通っていたそうな。いまどき珍しい敬虔な幼児クリスチャンだった彼女が、大きくなって小さいとき何を熱心にお祈りしていたかこっそりでもないけど教えてくれた。それは「神様、いい子にしていますから、絶対に私の前には現れないでください」というもの。絵でみる、血を流しながら十字架にかけられているキリストの姿がとっても怖かったのだそうだ。これを聞いた神様もきっと苦笑気味に微笑んでいたに違いない。子どもの心の声って、聞くことができたらむちゃくちゃおもしろいんだろうなあ。
2日分まとめて更新!

12月24日(土)
・スパークリングワイン(グラス1杯)
・赤ワイン
・トマトクリームスープ
・ローストチキンとオイスタースタッフィング
・マッシュポテト
・クレソン
・コーヒー
・ザッハトルテ

12月25日(日):前日とほぼ同じ

幼馴染の親友であり悪友でもあるKちゃんとKちゃんの子どものUくん(2歳)から、うちの息子宛に今日クリスマスプレゼントが届いた。ありがとう!!これを見てくれてたらいいんだけど。電話やメールがつながりにくい、会おう会おうといってそのままになってる大事なともだち。。。元気かな。

クリスマスメニューである夕食を書き並べてみると、見事カタカナ献立だあ。メインのローストチキンは、井上絵美さんのレシピを忠実に再現した。ローストチキンと牡蠣のグラタンを別々に焼いて、皿のうえで合わせる合理的な方法。チキンと牡蠣を合わせるのはニューイングランドの伝統らしい。とってもおいしかった。

このレシピが掲載されている講談社のお料理BOOKは、彼女のいいところがいっぱい詰まったパーティ向けのお助け本だ。タイトル以外とても気に入っている。なぜってそのタイトルといえば、『いい女がつくるパパッとかっこいい料理』なのよ。かつて主婦をしていたころテレビ番組「はなまるマーケット」で紹介されいて、是非ゲットせねばと本屋にかけつけたはいいが、お店の人にタイトルを告げて探してもらうときむちゃくちゃ恥ずかしかったですよ、ほんとに。

夕食全体として、半年分のバターと生クリームを消費した感じだけど、1年に一度くらいはこういう日があってもいい。ただし、息子はすぐお腹いっぱいになって食卓から離れた。彼には、濃すぎたようだ。だし汁にしょうゆと味噌があれば満足する男だからだ。来年からは君だけ別に、スペシャル豚汁を用意してあげようぞ。

すでにお気づきだと思うが(当たり前)、背景を黒から白に変えた。11月分まで過去ログに分割してまとめ、このページを軽くした。より正確には夫にしてもらったので偉そうなことはいえないけど、懸案事項をひとつ解決できたのでうれしい。軽くて快適だ。1カ月たったら過去ログのなかに入れていくことにした。私のなかでの過去ログの理想形は、日付を1日、2日、、、31日と若い順に並べ変えてやっと完成する。ちまちまと手作業が必要とされるので、後回しにした。ルーチンワークはこの手のことがどうしてもやりたい、のりのりの気分のときにやらないと、意味がない。仕事じゃないんだから。

他に欲をいえば、このページと植物日記のページのレイアウトと区別がつきにくくなっているから、植物日記のほうをフラワーチルドレン風少女趣味的な壁紙にしたい。だけど、今すぐ飛びつきたい、これというのがないんだなあ(熱心に探していないからか?)。
12月26日(月)

・白ワイン
・ミネストローネ
・ペペロンチーノスパゲティ
・ハムステーキ、トマト添え

今日から休みに入った夫が、さまざまな家事の傍ら作ってくれた。ハムはお歳暮でいただいたもの。分厚くステーキにするのが夫いわく懐かしの味だそうだ。家に帰ってごはんがでてくるのは、勤め人にはたまらなくうれしいことだ。

会社の先輩が会社で開かれる忘年会に凛々しくもかわいらしいお子さん(9ヶ月のBoy)を連れてきた。さっそく抱かせてもらった。すっかり忘れてしまっていた、ずっしり幸せの塊のような感触。ちょっとこわごわ。思う存分ほっぺすりすりしていたかったけど、万が一こちらが悪い菌でも持っていたら大変だから、一瞬で切上げました(←我ながら偉い!がまんができるようになった!)。おばちゃん、ほんとは、ぶちゅーを3回したかったのよ。
12月27日(火)

・ごはん
・豚汁
・辛子明太子
・コーヒー
・バウムクーヘン

今日保育園から息子が熱を出したから早く迎えに来るようにと連絡が入った。夫が対応し、病院に連れていき、夕食も作ってくれた。幸い、息子の調子はそれほど悪くなく、寝込むほどではない。リアルお弁当ばこを持って、「うわあ、お弁当うれしいなあ」とおとなしく部屋遊び(ままごと?)をしている。病原菌はノロウイルス。

仕事のほうは、やきもきすることが続いている。高額の買い物をするので当たり前といえば当たり前なのだが、機種選定の段階で手抜きをしたら3年間の研究計画の後半で祟られっぱなしになること請け合いなので、厳密に確認作業をしておかないと。。退社後も急な打ち合わせに対応してくれたFさん、ありがとうございます。
12月28日(水)

・白ワイン
・昨日の残りの豚汁(少々)
・皿うどん
・そば(夫のみ)
・はちみつジンジャーティー
・バウムクーヘン

家族全員風邪気味。夕食はそそくさとありあわせのもので済ませた感じだ。二人で作った。せめて食後の飲み物は、いつものコーヒーの代わりに、しょうがの絞り汁をたっぷり加えたはりみつ入り紅茶にした。風邪にとても効きそうである。

仕事面で第一次正念場フェーズを迎えており、さすがにここ数日はなかなか寝つかれなくなった。しかも、ここ数年味わったことのない喉のいがいが感、いわゆるエヘン虫に悩まされてたりしている。今日、ようやく納得できる収録システムになっていることがなんとか理解できた。今晩ぐっすり眠れるといいんだけど。

と、ここまで書いた段階でいったん中断。「プロジェクトX最終回だから、いっしょに見るように」と夫から声がかかったから。

番組最後には、なんと中島みゆきまで出てきた。しゃなりしゃなりと登場し、テーマ曲「ヘッドライト・テールライト」を歌う。曲の途中で、ふたりの共通の知り合いのTさんの話題になった。彼にはさびの部分が「ヘッドライト・テールライト」ではなく「ヘッドライト・テルアライ(Tell a lie)」と聞こえていて、ずっとなんでだろうと疑問に思っていたそうだ。そう思って聞くと、確かにそう聞こえる。苦笑。せっかくヒーローたちの偉業を前に、いい感じに目を潤ませていたのに、気分台無しだ。
12月29日(木)

・焼酎お湯割り
・ごはん
カゼ撃退鍋
・はちみつジンジャーティー

咳ばかり出る風邪にみんなでかかった。昼間は結構調子がいいんだけど、夜寝るときがよくない。明日から長崎に帰省する予定だったけど、キャンセルした。抵抗力が落ちているうえに、インフルエンザも流行り、 帰省ラッシュの人ごみのこの時期空港にいくのはリスク高すぎる。

息子の食欲がいつもと変わらず旺盛なのが救いである。ごはんもお代わりし、鍋の具だけでなくスープもはぐはぐスプンですくって飲もうとする。昆布出し豚背油好きな、親孝行息子である。
2日分、まとめて更新!

12月30日(金)
・おかかごはん
・野菜たっぷり中華スープ
・梅干
・はちみつジンジャーティー

12月31日(土)
・チキンカレーライス
・昨日の残りの中華スープ
・コーヒー

この二日間家族で分担して、玄関、一階の雨戸・ガラス窓、水回り、コンロ回りを普段しないところ含めて隅々まで掃除した。表面からピカ、ピカ、キラ、キラの音が聞こえてくるくらいきれいになった(それだけ普段汚れていたともいう)。あと、ランプシェードもきれいに拭き拭き。いままで部屋の景色は薄汚れてたのね。床はいつもどおりさらっと。風呂場まで手が周らなかったが、もともとそんなに汚れていないと思うので、ご愛嬌ということにしておこう。掃除した後から、正月飾りも順番に置いていき、気分を盛り上げた。そうでもしないと普通の休みになってしまう。

途中息子も、「ゆうくんが手伝ってあげる」と積極性を見せ、べちゃべちゃの濡れ雑巾で仕上げのひと拭きをしてくれた。そのあと私が余分な水分をふき取るのは絶対にご法度。怒り狂うから。雑巾を絞るのも、自分でやらないと気がすまない。私が代わりに絞ろうものなら最初からやり直しなので、好きなようにやらせておくしかない。見ていないところで、内緒で最後の拭き掃除をした。ダメ押しの掃除となり(4度拭き?)、きれい度もアップしたのではないか。

去年の年末は越してきたばかりはまだ他人の家という気がしていたが、今年は愛着が沸いている。築30年ほどの和風の積水ハウスの家だが、これまで大家さんご一家が丁寧に住んできたのだと思う、全然古びていない。次の住人にもそう思ってもらえるといいな。

昨日は少し疲れたのか、家のしごとをしたあと息子を寝かせつけるつもりで5時から8時までみんなで眠ってしまった。健康なときは寝すぎは気持ち悪くなることがあるが、その日はすっきりさっぱりの寝起きだったので、休養を必要としていたのだと思う。ほんとはカレーを作るつもりだったが、軽く、ご飯とスープにした。おかかごはんがしみじみおいしかった。

今日もたっぷりと睡眠をとった。なんと11時まで寝ていた。寝れば寝るほど風邪がよくなっていく感じ。さすがに昼寝はなかった。夕飯は、昨日作るつもりだったカレーに初挑戦。いつもとちがい、ソテーオニオン(市販品)と粉タイプのルーを利用した。「粉」のおいしさを発見。もっと油分の少ない、スパイシータイプをこれから探そうと思う。

年賀状は今日の夕方投函した。届くのは3日か4日かなあ。引越しで住所録紛失して、何人かの方には出せていない。うー、ごめんなさい。

息子が先に寝てしまったので、静かな年の瀬を迎えている。夫がお風呂に入っているあいだ、これを書いている。今年のまとめなどほかにもたくさん書きたいことがあったけど、リセット。私のお風呂の時間が来た。それでは、みなさん、よいお年を!